【福岡の常識】元祖か本家か!セーラー服のルーツは福岡?京都?

 

通説崩れる、ルーツはどっち

福岡では、とあるラーメン店の元祖と本家が争い、何かとニュースになりましたが、実はセーラー服でも元祖と本家で、チョットした論争があったことがあります。
これまで「国内で初めてセーラー服を導入したのは、福岡女学院」というのが通説だったのですが、2007年、大手制服メーカーが大正時代の高校の制服を全国調査したところ、約1年違いで、京都の平安女学院が先に導入していたことがわかったのです。
流行り廃りの多いファッションの世界で、100年続く鉄板デザインであるセーラー服。現在でも、アイドル人気やコスプレ文化を支える、可愛さのための重要なアイテムです。ちなみに、可愛いといえば、「かわいいい女子の方言」も、1位が京都で、2位が福岡(株式会社NTTドコモ「みんなの声」調べ)。京都には何かと先をこされるようです。

元祖は京都、本家は福岡でどうでしょう

確かに、セーラー服を最初に導入した “元祖”といえば、京都なのですが、京都式は、腰ベルトで締めるワンピース型。実は、現在の本流となった“本家”は、福岡女学院のデザインしたスカートと組み合わせのセパレート型なのです。
胸にリボンのついたハイカラなデザインは、大正文化と相まって、全国各地から問い合わせが相次ぎ、すぐに広がっていきました。残念ながら元祖とはいかないまでも、全国に現在のセーラー服を定着させたのは間違いなく福岡といえるでしょう。

ここは元祖にこだわることなく、セーラー服の本家ということで、福岡人のおおらかさをみせるしかなさそうです。

ところで、全くの余談ですが、他県で有名なうどんやういろうは、福岡県が発祥地。逆に、明太子の発祥は、意外にも山口県(いずれも諸説あり)。
セーラー服に限らず、なかなか元祖と本家を見極めるのは難しそうです。

※情報は2016.10.19時点のものです

ueryo

ライター
新聞記者・編集者を経て、現在は、全く別分野の専門職として独立。
福岡在住は、20年以上。かつては、「天神は庭」と豪語した時代もあったが、現在は、西中洲にひっそりと生息し、たまにネット寄稿する、いい年したライター。

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