乳がん検診にいこう!【オトナの保健室vol.7】

オトナの女性ならぜひ知っておきたい健康・医療の質問コーナー【オトナの保健室】。

福岡県医師会の広報も務める医療コーディネーターの上田あい子氏 が、それぞれの分野の医師や研究者など、 専門の方々からシリーズでお話を伺っていきます。

今回は、ひろ乳腺クリニック 院長 山口博志先生に答えていただきました!

乳がん検診にいこう!

10月は“乳がん啓発”ピンクリボン月間。 福岡県は、全国で2番目に人口当たりの「乳がん」の患者が多いにもかかわらず、検診受診率は3割以下と全国平均34%を下回っています。

※参考)日本経済新聞朝刊2016年8月14日付

 

何歳から検診を受けるべきでしょうか。

乳がんでの死亡率減少を目的に40歳からマンモグラフィー検診が推奨されています。日本では30代後半から乳がんが急増します。私は、早期発見のため、30歳からの自己検診、35歳からの定期的な乳がん検診をすすめています。家族が乳がんになったなどリスクのあるかたには、30歳から超音波検診をすすめています。

 

マンモグラフィーはとても痛いと聞きます。また、被爆しないか不安です。

乳房を板に挟む数秒間は確かに多少の痛みは伴いますが、我慢できる範囲内であることがほとんどです。生理前を避けた方が痛みは少ないです。X線撮影ですので被爆はしますが、被爆量は海外に飛行機で移動する間に受ける自然放射線とそれほど変わらない程度ですから、健康への悪影響はあまり考えなくていいでしょう。

 

検診にかかる、時間と費用を教えてください。

検診にかかる時間はマンモグラフィーと視触診で30分以内です。自費による検診費用は検診を受ける施設により異なります。40歳以上であれば、隔年で自治体の一部公費負担によるマンモグラフィー検診が受けられます。福岡市の場合、自己負担金が40代は1500円、50歳以上は1200円で済みますので、ぜひご利用ください。

 

医師のプロフィール

山口 博志

● ひろ乳腺クリニック 院長

[ホームページ]http://www.hiro-breastclinic.jp

日本乳癌学会認定 乳腺専門医、指導医 九州がんセンター・乳腺科 副部長、済生会福岡総合病院・乳腺外科部長を経て、1000例の乳癌手術を経験し、2015年10月に福岡市南区大橋で乳腺専門のクリニックを開院。

 

※情報は2016.10.17時点のものです

上田あい子

NPO法人ウィッグリング・ジャパン代表理事、医療情報TV番組元プロデューサー、福岡県医師会広報委員

女性のための医療情報サイト「ハッピーチャンネル」http://8p-ch.com

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