【福岡の常識】ひよ子、どこの子?東京土産か福岡土産か

名菓で検索するとトップページに表示されるほど、全国的に良く知られたお土産「ひよ子」。
大正元年(1912年)、炭鉱の町・飯塚の吉野堂で生まれ、その歴史はすでに100年を超えています。可愛らしいひよこの姿をしたお菓子は、福岡人には、定番のお土産ですね。

当然、「ひよ子は福岡土産バイ!」と自信を持って言いたいところ。
ところが、全国的には、東京土産とのイメージが強く、関東で売られているひよ子のパッケージを見ると、確かに、東京の文字が・・・。
東京土産として、福岡に持ってこられたり、福岡から他県に持っていけば、東京土産といわれたりと、福岡人としては、どうもモヤモヤが残ります。

ちなみに、東京生まれのこち亀の両さんは、「なんで、東京がひよ子なんだよ」と、東京土産であることを否定してくれています!(112巻)。
心強い限りですが、実際はどうなのか、「株式会社 ひよ子」(福岡市・本社)に確認してみました。

同社によると、ひよ子が生まれたのはやはり、福岡。
その後、東京オリンピック開幕・東海道新幹線開通といった時代の波とともに、同社は東京へ進出。
東京ひよ子が誕生し、その知名度が全国津々浦々に広まっていった、とのことでした。

つまり、福岡で生まれ、東京で育った、どちらのお土産でもある、ハイブリッド土産ということのようです。
そうか、それならば、東京土産としてもらっても、美味しく頂けば良いし、他県に持っていくときは、ひよ子あるあるを語って、土産話にすれば良いということですね。
東京オリンピックを機会に、福岡から全国へと羽ばたいた、ひよ子。次の東京オリンピックでは、さらに世界へと羽ばたいていってほしいですね。

※情報は2016.11.7時点のものです

ueryo

【ライター】
新聞記者・編集者を経て、現在は、全く別分野の専門職として独立。
福岡在住は、20年以上。かつては、「天神は庭」と豪語した時代もあったが、現在は、西中洲にひっそりと生息し、たまにネット寄稿する、いい年したライター。

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