10代が考えた「LGBT」レインボープライドのスタッフTシャツ完成!

性的少数者(セクシュアルマイノリティー)が、差別や偏見にさらされることなく生きていくことのできる社会を目指す啓発イベント「九州レインボープライド2016」が11月6日(日)、福岡市博多区の冷泉公園で開催されます。

同イベントは、昨年初めて福岡市で開催。初回ながら来場者5000人を記録するなど話題となりました。さらに今回は、若い世代の感性をより生かそうと、専門学校日本デザイナー学院(福岡市博多区)の学生と連携してスタッフ用Tシャツを作るなど、イベント前にすでに盛り上がりを見せています。

10代の学生たちが、考え、表現するLGBTとは?

デザインを手がけたのは、同学院で企業コラボの授業を選択した1年生約30人。学生たちは8月から、あなたののぶゑさんをはじめ、LGBT当事者や関係者から話を聞くなどし、LGBTや人権について考えてきました。

2人1組に分かれ、チームごとに「多様性」「自由」「愛」をテーマにデザインを 起こし、10月12日に最終のプレゼンテーションを実施。多様性を錯視で表現した作品や、秤のない天秤をモチーフにすることで「はかるものがない=本当の平等」に繋がることを表現した作品など、アイデアに満ちた36案が発表されました。

デザイン案についてプレゼンテーションする学生

デザイン案についてプレゼンテーションする学生

 

審査員を務めたのは、(右から)あなたののぶゑさん(「九州レインボープライド2016」共同代表)、石内禎子さん(九州レインボープライド実行委員会)、藤田彰さん(株式会社「regaty」代表)

審査員を務めたのは、(右から)あなたののぶゑさん(「九州レインボープライド2016」共同代表)、石内禎子さん(九州レインボープライド実行委員会)、藤田彰さん(株式会社「regaty」代表)

 

上半身と下半身が繋がっていないことで、個人の選択の自由を表現した作品。

「みんな違って、みんな素晴らしい」

審査の結果、選ばれたのは、格好が異なる6人が手をつないでアーチをかたどる作品。手掛けたのは、村田明日香さんと片山萌花さんで、心と体の性が一致しないトランスジェンダーや同性愛、異性愛のカップル3組が、LGBTの象徴である虹のようにアーチ形に手をつなぐ姿を表現していました。

Tシャツには、「We are all different but all wonderful」と書かれています。

「なるべくシンプルでストレートに伝わるようなデザインにすることを心がけました。今回のパレードをふまえて温かみのある線で描くことも心がけていたので、選ばれてすごくうれしかったです」

と村田さん。

片山さんも

「一色でわかりやすく見えるように表現するために、どうモチーフを配置すればよいかなど考えました。私はアドバイスしかしておりませんが、選ばれたことは素直に自分のことのようにうれしかったです」

とコメントしました。

審査員長を務めたあなたののぶゑさんは

「(デザイン選考基準では)みんなに分かりやすく親しまれやすいデザインであったこと。それから、今回のイベントのコンセプトである『子どもたちのために』に沿っていたことが、一番の決め手になりました。短い期間でしたが、学生たちが真剣にLGBTについて学び、考えてくれたことがうれしかった。こうした機会を通じて、本当の理解が深まっていけばいいなと思います」

と話していました。

九州レインボープライド2016

今回、学生たちがデザインした原画はイベント当日、会場に展示されます。また、Tシャツは当日会場で60枚限定で販売されます(1枚2000円)。

イベント当日は、ステージでLGBTウエディング(専門学校生が演出する模擬挙式)や「LGBTとは?」という疑問にお答えするトークショーが行われる予定のほか、昨年大いに盛り上がったパレードも開催される予定です。ぜひみなさんもこの機会にLGBTについて、多様性を認める社会について、考えるきっかけにしていただけたらと思います。

※九州レインボープライド2016公式サイト⇒http://qrp8lgbt.wixsite.com/qpr4lgbt

 

※情報は2016.10.28時点のものです

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