猫好き必見!メン・イン・キャット本日25日(金)公開!【久留仁譲二の映画紹介】

 はじめまして。久留仁譲二(くるに じょーじ)と申します。

 映画と猫をこよなく愛する男だ。

 友人の飼い猫・サニ君がブログを書いてるというので、私だって書けるはずと、筆ならぬマウスを執ることになった。愛する映画についてしたためたい。

 初回のきょうは、大好きな猫が活躍する「メン・イン・キャット」(原題は「NINE LIVES」)という映画を紹介しよう。正確には、猫のからだに入り込んだおっさんの話だが。

 

 

 

©2016 – EUROPACORP – All rights reserved

 この人(猫かも)が、メインキャラクターのMr.もこもこパンツ君。なにごとかちゃんと考えてるような哲学的な、時には哀愁に満ちた表情を見せる名優。映画では、この役を6匹の違う猫が演じたそうだ。よく、これだけ見ためそっくりの猫を沢山集められたものだ。

 

 

NINE LIVES

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 「北半球一高いビルを建てる」ことに異常な情熱を注ぐトム・ブランドは、ゴーマンなワンマン社長。部下の中に、不満を持つ者がいても、一代で大会社を築き上げた自信家のトムは意にも介さない。ふたりめの奥さんとまだ幼い娘の待つ家庭もほったらかしで毎日忙しく過ごしている。

 娘の誕生日に、何年もダメだと言い続けた猫を求めに、怪しげそのもののペットショップを訪れるところから物語は急転回。うぐいす色のジャケットを見にまとったペットショップの、「猫語」が話せるパーキンスという店主は、名バイプレーヤーのクリストファー・ウォーケンが扮しているが、彼自身大の猫好きであり、それが生き生き(って言うのかな)した演技にあらわれている。

 「猫のほうがあなたを選ぶ」とのパーキンスの言葉通り、トムを選んだのは、大柄な猫の「ミスターもこもこパンツ」。おかしな名前の猫を連れて、バースデー・パーティーに向かう途中、不満分子の筆頭・イアンに呼び出されたトムは、”もこもこ”と一緒に転落し、そのはずみで意識が猫の”もこもこ”に乗り移ってしまう。

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 猫になったトム(トムとジェリーを知ってると、おかしな感じだ)は、ニャンとか自分が社長のトム・ブランドだと人間たちにわからせようとするが、全然うまくいかない。イアンたちによる会社の売却計画は気になるし、あせるものの事態が進まずイライラは募るばかり。

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 しかし、そんな日々気づくのは、自分が今まででいちばん妻と娘の家族と沢山の時間を過ごしていること。猫の姿になってはじめて知る家族の大切さ。

 「スリー・クール・キャッツ(三匹のカッコイイ猫)」という昔のムード歌謡みたいな歌に合わせて、」猫とトムの娘・レベッカがダンスを踊るシーンもほほえましい。

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 猫に乗り移り、もともとのトムの肉体は昏睡状態。それをいいことに、会社を我が物のように振る舞うイアンに、Mr.もこもこパンツもといMr.トム・ブランドの怒りは爆発。ほんとにおそろしそうに顔をゆがめるイアンの演技は迫真だ。

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 猫そしてトムの運命やいかに!?

 だが、この手の映画でハッピー・エンドじゃなかったら、お客さんも怒るだろう。

 最後まで観れば、原題の意味がわかる。ヒントは、「100万回生きた猫」という本もあった、ってとこかな。

 監督は、あの「メン・イン・ブラック」シリーズのバリー・ソネンフェルド。邦題「メン・イン・キャット」はムリヤリではあるが、映画の本質をよくあらわす秀逸なタイトルだ。

 異常性癖の犯罪者から小市民まで振れ幅の極端に広いケビン・スペイシーの新境地=猫。

 この作品を演じ切って、応援したアンディ・マリーもジョコビッチを斥けてATPファイナルで見事優勝! 

 きっと、この作品はすごく福を招く魔力のある映画だぞう。

公開情報

作品名:「メン・イン・キャット」

配給:アスミック・エース

公開日:11月25日(金) ※いよいよ今週末。

公開劇場:TOHOシネマズ天神、シネプレックス小倉 ほか

 

 最後に、映画を撮ってる私の様子をお披露目しときますわ。

 じゃ、またどこかで。。。 あっ、ここしかないか。

 

 P.S.猫好き諸君、ツイッターとかフェイスブックで「MIC」を拡散してくれたまえ。

 

※情報は2016.11.22時点のものです

久留仁譲二(くるに・じょうじ)

  中学時代に観た「市民ケーン」の技法に衝撃を受け、映画の道を志す。

 叔母は往年のヒット曲「鴨なマイハウス」で有名な歌手の久留仁朗図麻里(くるに・ろうずまり)。

 好きな俳優のケビン・スペイシーやジョージ・クルーニーの影響を受け、独身を貫く。と思っていたら、クルーニーは、とっとと結婚してしまった。故郷の乳蛇寺州で猫と”二人”暮らし。55歳。

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