待機児童、潜在保育士…日本を取り巻く保育園事情!

いよいよ各市町村で来年度の保育園等の入所申込手続きが開始されました。

そこで改めて保育園について話したいと思います。

その前に…

先日こういう記事を読みました。

「フランスの保育園は…連絡帳も運動会もなし。おむつやタオル、シーツ類は園から支給されたものを使い、汚れ物は園で洗濯してくれる。登園時は手ぶらでOK。保護者に対して最低限のことしか求めない。」

いつか海外の保育事情や子育て状況を直接見てみたいです。

いつか海外の保育事情や子育て状況を直接見てみたいです。

まさに驚きとともに、この記事を一気に読んでしまいました。

(記事はこちら→http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/11/france-kindergarten_n_12910302.html

今回はそれを読んで感じて、日本の保育園事情について話したいと思います。

(次回はピンポイントで我が家のことを話します。)

ここ最近、我が娘が通う保育園では、立て続けに色々な行事がありました。

運動会、遠足、芋ほり、保育参観と。

思えば確かに行事やイベントが多い。

でもそれを疑うことはありませんでした。

そう保育園とか幼稚園、加えて小学校も「それが当たり前!」という感覚があります。

それらが日本特殊のことっていうのは…びっくりでした。

そしてフランスの保育園事情もなるほど!!!と感心しましたが…

「これ、日本じゃ無理(有りえない)だろうな~」とも感じました。

勿論、参考に出来る部分は参考にして、もっと『子育てしやすい社会』を目指していかないといけません。

日本の未来の為にも、この辺でどうにかせないかんとです!!

だから色々と動きを見せつつも、まだまだそれが目に見えた成果や数字には挙がっていません。

未だに「待機児童問題」「保育士不足」等は解消されていません。

ん~~。どうしたもんなんでしょ??

ちょっと前にあの「保育園落ちた、日本死ね。」のブログより、日本社会は一気に保育園事情や子育て環境について考えだすきっかけとなりました。

しかし時が過ぎれば、一石を投じたのみ。

そう一石ぐらいだった気がします。第二石、三石とはいかなかった。

その間、あれを書いたママは、子どもは、どうなっているのでしょうか?

待機児童の問題はどうなっているのでしょうか?

日本はどうしても話題になった時のみ取り上げ、その後は特に触れない癖があります。(特にメディア)

触れなくても、その問題は今もなお続いていると思います。

まっ子どもにとっては保育園に行かなくても楽しみいっぱいなんですけどね。

まっ子どもにとっては保育園に行かなくても楽しみいっぱいなんですけどね。

さて、問題は社会にあるとはいえ…

すべて社会のせい!と言ってしまうと何も始まらないと感じているので、ふと自分の身近の話へと戻りたいと思います。

保育園…ほんと助かっています。

共働きのパパ、ママにとっては非常に助かっています。

しかしながら、ここにも問題はあります。

いくつか改めて見ていきたいと思います。

1・定員オーバーで必死に調整する保育園

各保育園には、入れる児童の定員が定められています。

それは施設の面積、保育士の数、法律で決まった基準などで一定の人数が決まり、それで児童を募集します。

しかしながら、待機児童の問題から言って…

「なるべく入れていきたい!」っていうのが行政も保育園も同じ。

だから結果…年度途中にはその定員をオーバーしている保育園も多いです。

(その分、保育士を増やし、条件をクリアーしています。)

子どもが過ごしやすい環境が一番なんですけど、そうはいかない現場

子どもが過ごしやすい環境が一番なんですけど、そうはいかない現場

多くの子どもが保育園に入れ、待機児童は減り、パパママは助かる。

一見それは良いことだとは思いますが…

その一方で、子どもたちの人数が多い分、施設は手狭間になり、保育士の業務負担は増加、新たな保育士確保は難しく、無理やり施設を整備…など色々な問題もあります。

2・増える保育園、増える待機児童?

先ほどの問題は、特に都心部の保育園で起こっています。

しかし最近では都心部ではなくても、市や町でも起きています。

そもそもその地域の子どもの数と施設の指標があっているのか?

少子化、少子化…といいつつも、共働きするパパママは増加し、また核家族化も進み…保育園を必要としている子どもたちは、増えてきていると感じています。

となると単純に「保育園を増やせばいい!!」となりがちだが、そうは簡単ではない。

実は調べによると…

【保育園等は年々若干新たに増えているが、待機児童も増えている。】

そう保育園増やしても、そこに子どもの笑顔がないといけません。

そう保育園増やしても、そこに子どもの笑顔がないといけません。

なんとチグハグというか?不思議な現状となっています。

この調査から考えてみると、ただ無暗に保育園を増やせばいい!!っていう問題ではない気がします。もっと違う視点から、今の子育て問題をみていく必要がありそうです。

3・保育士自体の問題

そもそも保育園等を増やしても、働く保育士さんがいなきゃ~意味がない。

だから政府は春ごろにあのブログの影響からこう打ち出した

“平成29年度までに保育の受け皿を50万人分確保”

“保育士の月給は約22万円で全職種平均より約11万円低く、離職率が高い。2%分の引き上げは1人当たり平均月4千~5千円に相当し、約400億円の財源が必要になる。定員に余裕のある近隣自治体の保育園に子供が通いやすくする制度の促進も検討”

・・・・・・こちらもそう単純な問題ではない気がしますが、

そもそも保育士、資格をもっているのは大体120万人(私もその1人)

しかし実際に保育園等で働いているのは大体45万人

となると資格を持っておきながらその仕事をしていない

所謂「潜在保育士」

(厳密に言えば、現時点までに保育士として勤めたことがない人・保育士として勤めていたことがあるが、現時点で保育士として勤めていない人)

が75万人いるということになります。

うん。本当は子ども達の為に何でもできるぐらいの情熱はあるんですよ~。

うん。本当は子ども達の為に何でもできるぐらいの情熱はあるんですよ~。

勿論、それぞれに何かしらの理由はあると思います。

そして「給与面」が大きな問題というのも確かであります。

しかしながらこの新たな制度が打ち出された結果…

潜在保育士が解消したという噂さえも聞いたことがありません。

それくらいにお金だけでは解決できない(当たり前ですがw)問題がこの保育士問題には多くあると思います。

いや~前途多難!!!

子どもの未来は、日本の未来はどうなっていくのでしょうか??

保育園等などの子育て環境をうまく整えるためにも問題があり過ぎ!!

それを整えてからこそ…

最初に挙げたフランスの事例などを組み入ることができるのではないでしょうか??

まだまだその域まで達していないのが、今の日本の保育園事情であり、子育て環境だと、私は強く思います。

⇒114「パパが送り迎え、我が家の保育園事情!!」につづく。

 

※情報は2016.11.24時点のものです

やのっちパパ 矢野浩樹

福岡県朝倉市出身。大学卒業後、独学で保育士資格を取得。その後、学童保育指導員・保育士・子育て支援アドバイザーを経て、今も多くの子どもたちの体験学習や若者育成の仕事に関わる。またマダガスカルのスポーツクバーラ伝道師や子育て講座のファシリテーターとしても多方面で活躍中。 現在、2歳の娘の子育てに日々奮闘中!パパ目線、元保育士目線などから…現在の子どもの成長や子育て状況をユルめに、そして独自的に語る子育てコラム。 連載100回を越え、現在も不定期ながらも火曜日正午に連載中!

関連タグ

この記事もおすすめ