35歳の道しるべ―女の幸せは結婚か?(3)

Lonely woman missing her boyfriend while swinging in the park villa in the morning

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結婚しようが、独身だろうが、子どもを産もうが、仕事で成功しようが、人は日々、悩みを抱えて生きている。
悩みの幅や質に差はあれど、その大小は、他人が判断するものではない。

独身女性は、20代で結婚し家庭に入った女性より、恋愛経験を積めるかもしれない。
だけど、家庭に入ったからといって、人生経験が乏しくなるわけではない。育児や夫と向き合う日々からも、成長していけるはずだ。

そうか。
彼女は、経験していないのではない。
経験から学ぶことを怠ったのだ。

あるドラマのセリフを思い出した。

「誰が、どんな時間が、どんな生活が、どんな言葉が、あなたをそう思わせたの?」

環境が人間をつくる。
彼女に対して夫が、あるいは夫以外の誰かが、何をしたのか、何を言ったのか、私は知るはずもない。 だけど、間違いなくその過去の時間が、今の彼女を作り上げてしまった。

「今」という時間に一緒にいる人、交わす言葉、身を置く環境が、未来の自分をつくる。
「今」が、幸せなものでないのだとしたら。
その「今」は、澱(おり)のように沈殿し、かたく冷たい層を積み上げ、やがて未来の自分になっていく。
今の環境が自分にとってマイナスでしかないのに、将来、飛躍的に幸せ溢れる自分になることはあり得ない。

自分にとってプラスになる、または心地よい今にするためには、どうすればいいのか。
それは、ただ環境を変えることではなく、苦しみや悲しみといった経験を糧に心を成長させることではないか。
望むと望まざると日々ぶつかる試練と、一個一個向き合うことではないか。

 

35歳の道しるべ―女性の幸せは結婚か?(4)へと続く

※この記事は2015年2月に書かれたものを一部加筆・修正したものです。

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※情報は2017.4.21時点のものです

尾越 まり恵

ライター
1980年1月30日、福岡県北九州市生まれ。
女性の幸せを願い、女性のキャリア、恋愛、結婚、出産について取材し、執筆しています。
専門テーマは「シングルマザー」「不妊治療」「ワーキングマザーの仕事と子育て」

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