人が集まり、出会い、旅立つ「港」のような場所でありたい

 今回は、福岡市早良区有田にある特別養護老人ホーム「ラ・ポール有田」の施設長・福島綾さんにお話をうかがいました。福島さんは、長崎市出身。社会福祉法人「実寿穂(みずほ)会」が運営する同施設に、昨年3月の開設とともに施設長に就任。多忙な日々を送っています。

 今回は、福岡市早良区有田にある特別養護老人ホーム「ラ・ポール有田」の施設長・福島綾さんにお話をうかがいました。福島さんは、長崎市出身。社会福祉法人「実寿穂(みずほ)会」が運営する同施設に、昨年3月の開設とともに施設長に就任。多忙な日々を送っています。

入居者に笑顔で接する福島さん

入居者に笑顔で接する福島さん

―福祉の道に進んだきっかけは。

 福祉の仕事に携わっている両親の姿を見て、私も自然にこの道を志し、大学で社会福祉士、専門学校で作業療法士の資格を取得しました。

長崎市で社会福祉法人の理事長を務める父から「施設長をやってみないか」と声がかかり。昨年3月、「ラ・ポール有田」施設長に就任しました。その1年前から、準備のために福岡に移りました。

今年の夏からは、公益社団法人・全国老人福祉施設協議会(東京都)の研修委員にも就任し、その会議のために時々上京しています。全国の施設関係者と会って話すことは、とても勉強になります。

―1日の流れを教えてください。

 朝8時半に出勤し、朝礼、会議、書類点検などをします。随時、職員の募集を行っているので、面接もします。見学希望者の対応もしています。学生ボランティアの受け入れや、資格取得の実習の一つである研修にも対応しています。

敬老会で、入居者の皆さんにあいさつ

―入居者との会話で心掛けていることは。

 目線を合わせ、大きな声でゆっくり話します。高齢になると高い音が聞き取りにくくなるので、低い声で話しかけることも大切です。そして「笑顔でいること」が大切です。

―福岡での生活はいかがですか。

 交通の便が良く、とても住みやすいと感じています。

異業種の方と交流する機会も多いのですが、芸事をたしなんでいる方が多いことに驚きます。私自身、伝統芸能が好きで、博多座にもよく行きます。

 食べ物もおいしいですね。焼き鳥、もつ鍋は特に気に入っています。

高校時代の同級生が福岡にいるので、飲みに行ったり、旅行に行ったりすることが気分転換になっています。

―今後の抱負についてお聞かせください。

 開設から1年9カ月。入居者の家族からの要望で、今年の春から習字や運動のサークルを始めました。交流時間を設ける一方で、起床や食事の時間は、それぞれの生活のリズムに合わせ、個人の時間を大切にするよう心掛けています。

施設は個室と共同スペースがあり家庭的なぬくもりがある

 「ラ・ポール」はフランス語で港の意味。港は人が集まり、出会い、旅立つ場所。入居者だけでなく、スタッフにとっても「港」のような場所でありたいと思います。

「ラ・ポール有田」の玄関前で

「ラ・ポール有田」の玄関前で

※情報は2016.12.3時点のものです

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