夫婦で獣医師 猪俣勝人さん、多恵子さん【よこてみなみペットクリニック】

福岡市南区横手南町の「よこてみなみペットクリニック」を経営するのは、獣医師の猪俣勝人さんと多恵子さんご夫妻。親切で丁寧な診療が人気を呼んでいます。今回は、猪俣勝人さんにお話を伺いました。

猪俣勝人さん(右)と多恵子さん

猪俣勝人さん(右)と多恵子さん

猪俣さん夫妻は、北海道の酪農学園大学で出会ったそうです。勝人さんは高校を卒業後、別の大学の文学部に進学していたそうですが、卒後の進路について行き詰った際に子どものころ一時憧れていた獣医師という職業を意識するようになり、ついに大学を中退し、酪農学園大学の獣医学部へ進学。そこで多恵子さんと出会ったそうです。

―獣医師になりたいと思ったのはいつごろですか。

子どものころ、実家で飼っていた犬が体調を崩したことがありました。何件か動物病院に連絡したのですが、年末年始の慌ただしい時季でどこも受け付けてくれなくて。でも、そんな中、嫌な顔ひとつせず往診に来てくれた獣医師の先生がいました。犬は元気になって、すごくうれしかったことを覚えています。その時の優しい先生みたいになりたいなって気持ちはずっとどこかにありました。いったんは文学部に進学したんですが、就職を真剣に考える時になってやっぱりプロフェッショナルな仕事に就きたいと思い、3年生の時に中退。獣医師の道を目指しました。

―「よこてみなみペットクリニック」は2012年4月にオープン。仕事のやりがいは?

クリニックには病気やけがをした動物たちが訪れますが、治療して元気になっていく動物たちの姿と飼い主の方たちの笑顔を見るのが何よりの喜びです。病院に来た動物が元気に散歩したり遊んでたりする様子をたまたま目にしたときなどはとてもうれしいです。

―最近のペットは、家族の大切な一員として存在感を増している気がします。

飼う人がどういう立場かによって変わりますが、ある人にとっては子どものような存在だったり、弟や妹のような存在だったり。大事な家族の一員ですね。また、ペットは私たちと同じ「命」なので、当然ながら感情があるし、その生命には限りがあります。コミュニケーションの大切さや生命の尊さを教えてくれる存在でもあります。

―一方で、飼う人間の都合で不当に扱われるペットもいます。

先ほどお話ししたように、ペットは「小さな命」です。生き物を飼うということは、親になることと同じくらいの覚悟と責任が伴います。犬や猫でも健康であれば10~15年、時には20年近く生きる子たちも中にはいます。その時の気分で安易に飼ってみたり、ペットの将来を考えることなく自分の都合だけで飼うのは避けてほしいです。

―ご夫婦で獣医師ということですが、職業病だなって思うことなどはありますか?

2人で散歩しているときなどに様子がちょっとでもおかしい犬や猫を見かけると「あの犬は股関節がおかしいよね」とか、「あの猫はどこどこが悪そうだ」といった話になります(笑)。

あと聞こえるはずがないのに点滴ポンプのエラー音が町中で幻聴の様に聞こえたり(笑)

―現在、ペットは飼われていますか?

今はうさぎを飼っていますが、二人とも小さな頃から犬や猫、ウサギやハムスターも飼ってきました。現在、6歳の長女と3歳の長男がいますが、もう「怪獣」ですね。もう少し子どもたちが大きくなったら犬や猫と再び暮らすつもりです。

―最後に、今後の夢を教えてください。

うちは夫婦ともに獣医師で人のお医者さんと違って、どの科でもオールマイティーにこなさなければならないのが獣医師です。その中でも各々得意であったり好きである分野があり、妻は眼科や歯科、皮膚科、私は内科や外科が好きです。

夫婦ふたりで「1+1=2人分」ではなく、それ以上のパワーを出せていると思ってます。ふたり揃って初めて「優秀なドクターG(総合診療医)」って所でしょうか(笑)。2人だからとても心強い。お互いに協力し合い、総合的に動物たちの健康を見守っていきたいと思っています。

 

※情報は2017.2.18時点のものです

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