語学力活かし、もっと必要とされる人に ホテルのフロント担当

今回は、3月1日に開業したばかりのホテルモンテエルマーナ(福岡市中央区渡辺通)でフロント業務などを担当する全梢利(ぜん・さおり)さん(28)にお話をうかがいました。

全さんは山口県宇部市出身。英語、韓国語の能力を生かし、外国人観光客の対応などにあたっています。

取材では、一つ一つの質問に対してじっくり考え、丁寧に答えてくださる姿が印象的でした。

――ホテル業界へ入ったきっかけは。

 飛行機の客室乗務員(CA)に憧れ、CAを養成する専門学校に入りました。航空会社の採用試験を受けたのですが、なかなか合格通知を手にすることができず、卒業後は空港免税店のブティックに4年半勤めました。お客さまは韓国の方が多かったですね。その後、高速船の客室乗務員をした後、ホテルに就職しました。

ホテルなら、接客や語学など、これまで学んだことを活かせると思ったのです。

――ホテルモンテエルマーナは、3月に開業したばかりのホテルですね。

 一(いち)からつくり上げていく現場にチャレンジしてみたいと思い、入社しました。開業したばかりなので、満足なサービスができていないかもしれませんが、スタッフが一体となって対応しています。韓国からのお客さまも多く、韓国語を活かせています。

――接客の仕事で心掛けていることは。

 どんな小さなご要望のあったお客さまにも、目を見て、笑顔で話すよう心掛けています。目を見て話すのは、タイミングを合わせるという点で意外と難しいものです。

お客さまから顔を覚えていただき、「ありがとう」「助かりました」という感謝の言葉をかけられることが、何よりうれしいです。

接客は、お客さまの目をきちんと見ながら

――苦情などもあると思いますが、そのような場合は。

 まず、相手の話を最後まできちんと聞きます。落ち着かれたときに、こちらでできる最大限の対応をさせていただきます。それでも解決できない場合は、上司の助けを得ます。1人で解決できるものではないからです。

――英語、韓国語が堪能ということですが、語学習得のこつは。

 接客中、分からなかったフレーズは後で必ず確認します。実践しながら覚えるのが一番です。私は在日韓国人3世で、幼い頃から韓国語が身近な言葉でしたが、仕事で生かすには正しい発音やイントネーションを身に付けなければいけないと思い、韓流ドラマやK―POPなどで勉強しました。

――休日はどんなふうに過ごしていますか。

 友人とランチをしたり、買い物をしたりしています。この仕事は夜勤があり、体力が必要なのですが、私とっては食べることが体力をつけることにつながっています。

旅行にも行きます。ホテルに泊まったときは、接客のヒントを学ぶことが多いですね。

月に1回は、山口の実家に帰省します。母の手料理を食べ、ぐうたらしていますよ。

―これからの抱負は。

 お客さまからも、ホテルのスタッフからも必要とされる人になりたいです。

外国人のお客さまにも、温かく接していきたいと思います。

女性専用フロアの客室で

女性専用フロアの客室で

※情報は2017.3.25時点のものです

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