戦場と恋に生きたカメラマン ロバート・キャパ写真展✩九州芸文館で9/15まで

戦争と人間を追い続けた報道カメラマン、ロバート・キャパ(1913~54)の作品を紹介する写真展「101年目のロバート・キャパ―戦場に生き、恋に生きた写真家」が9月15日まで、福岡県筑後市津島の九州芸文館で開かれています。

 

キャパは、1913年、ハンガリーのブタペストに生まれました。1930年代から写真家として活動し、グラフ誌「LIFE」の特派写真家として第2次世界大戦中のヨーロッパ各地を撮影。緊迫感と人間味にあふれた表現で注目されました。

「ロバート・キャパ」1951年ルース・オーキン撮影 東京富士美術館蔵Ⓒ International Center of Photography/Magnum Photos

「ロバート・キャパ」1951年ルース・オーキン撮影 東京富士美術館蔵Ⓒ International Center of Photography/Magnum Photos

会場では、キャパの作品の中でも特に評価が高いノルマンディー上陸作戦(Dデイ)を撮影した作品や、スペイン内戦での「崩れ落ちる兵士」など代表作を中心に約150点が展示されています。

「波の中の顔」 フランス、ノルマンディー1944年6月6日 東京富士美術館Ⓒ International Center of Photography/Magnum Photos

「波の中の顔」 フランス、ノルマンディー1944年6月6日 東京富士美術館Ⓒ International Center of Photography/Magnum Photos

「崩れ落ちる兵士」 スペイン、コルドバ 1936年9月上旬 東京富士美術館蔵Ⓒ International Center of Photography / Magnum Photos

「崩れ落ちる兵士」 スペイン、コルドバ 1936年9月上旬 東京富士美術館蔵Ⓒ International Center of Photography / Magnum Photos

「ドイツ軍から解放された街で」 フランス、パリ 1944年8月東京富士美術館蔵Ⓒ International Center of Photography / Magnum Photos

「ドイツ軍から解放された街で」 フランス、パリ 1944年8月東京富士美術館蔵Ⓒ International Center of Photography / Magnum Photos

キャパが唯一自ら結婚を望んだと伝えられる女性、ゲルダ・タローの写真もあります。

「ゲルダ・タロー」 フランス、パリ 1935年International Center of Photography蔵Ⓒ International Center of Photography/Magnum Photos

「ゲルダ・タロー」 フランス、パリ 1935年International Center of Photography蔵Ⓒ International Center of Photography/Magnum Photos

キャパは、終戦間際には女優イングリッド・バーグマンと恋に落ちるなど、その人柄で人々を魅了しました。

1954年4月には初来日しましたが、その翌月、第1次インドシナ戦争を取材中、北ベトナムで地雷に触れて亡くなりました。

 

展示に関連し、9月7日午後1時半、館内教室工房でキャパの生涯を紹介するドキュメンタリー映画「Capa in Love&War」(2002年)の上映もあります。参加には同展の観覧券かその半券が必要。定員80人(申し込み不要、先着順)

 

8月23日、9月13日午後2時~午後2時半は、学芸員が作品鑑賞のポイントを話しながら会場を回ります。

 

キャパが誕生して今年で101年目。戦場に生き、恋に生きた写真家の作品を通して、20世紀の世界を考え直す機会になりそうです。

 

観覧料は一般800円、高校・大学生500円、小中学生300円。

問い合わせは同館=0942(52)6435。

※情報は2014.8.20時点のものです

九州芸文館

住所筑後市大字津島1131
TEL0942-52-6435
URLhttp://www.kyushu-geibun.jp/main/1397.html
その他

月曜休館。

開場:10:00~17:00(入場は16:30まで)

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