九州電力福岡支社の環境とエネルギーを学ぶ大人の社会科見学に参加してみました!

当たり前に使っている“電気”。どんな仕組みで作られ、日常生活で使われているのか、ご存知ですか?九州電力福岡支社が実施している環境とエネルギーを考える女性の会「E-LADIES CLUB(イーレディースクラブ)」は、そんな身近な“電気”を楽しみながら考えてみようと生まれました。

同クラブでは、IH体験や発電所見学など、全5回にわたって開かれる社会科見学を開催。第2回「八丁原地熱発電所見学と湯布院散策」へ、ファンファン福岡編集部が体験取材をしてきました!

大分・九重町の標高1,100メートルの地にある「八丁原地熱発電所」。地熱発電所としては国内最大規模です。地熱発電とは、化石燃料を使わずに地下から取り出した蒸気を利用する環境に優しい発電方法で、こちらでは1・2号機で計11万キロワットの電気を発電。家庭に換算すると約3万7,000軒をまかなう電力に相当します。

今回は、30代~70代の女性を中心に約50人が参加。皆さんとても熱心にガイドさんの説明に耳を傾けています。

地熱発電所の仕組みは、まず「蒸気井(じょうきせい)」で、地下760メートルから3,000メートルほどの深さから、マグマによって熱くなった地下水をくみ上げます。「二相流体輸送管(にそうりゅうたいゆそうかん)」で蒸気と熱水が混じった状態で発電所へ送られます。「気水分離器(きすいぶんりき)」で蒸気と熱水に分離。分離した蒸気は「蒸気タービン」へ。発電機を回すための羽根車「蒸気タービン」は、1分間に3,600回転で発電機を回し、電気を作ります。仕事を終えた蒸気は「復水器」で熱水となり、「冷却塔」で冷却され、「復水器」で蒸気を冷やすために再び使われます。

ガイドさんの案内で間近に見学

地熱発電のしくみの詳細についてはこちら
http://www.kyuden.co.jp/effort_renewable-energy_geothermal.html
気水分離器で分離した熱水はフラッシャーへ導き、圧力を下げることでもう一度蒸気させ、その蒸気も発電に使うことができる、世界初の実用化が実現した「ダブルフラッシュシステム」という仕組みも。このシステムで出力が約20%も増加しているそうです。

説明を聞いた後は、実際に間近でフラッシャーや冷却塔、蒸気タービン・発電機などを見学。参加された皆さんは熱心に写真撮影、ガイドさんの説明を聞かれていました。

ひんやり冷たい冷却塔

蒸気タービン・発電機を見学

社会科見学を終えた後は、お楽しみの湯布院散策。手にはお土産をたくさん抱えて無事終了です。

参加者同士の交流も生まれ、普段の生活からは知ることができない電気の仕組みを学んだことで、より電気を身近に考えられるきっかけになったようです。

《参加者の声》

「電気が自然の力でもっと賄えればいいと思っていたが、見学して説明を聞くと、火力・水力・地熱・太陽光・原子力など発電方法によって、それぞれ長所と短所があることが分かり、色々な発電方式を組み合わせたものが必要だと納得。」

「原子力ばかりが取り上げられる九電に、地熱発電があることに驚いた。」

「展示館の女性の説明が分かりやすく、楽しく学べた。」

「日頃の生活で何も考えずに使っている電気ですが、どのようにして作られ送られているのかよく分かった。」

※情報は2018.8.10時点のものです

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