博多座11月公演は新作歌舞伎「あらしのよるに」 獅童さん熱望の人気絵本が歌舞伎化

博多座で11月3日から、新作歌舞伎「あらしのよるに」が上演されます。

1994年に第1作が出版され、シリーズ累計300万部を超えるベストセラーとなった絵本「あらしのよるに」を歌舞伎化した同作。嵐の夜、暗闇の中で出会ったオオカミとヤギがお互いの正体を知らぬまま意気投合。再会した翌日、お互いの姿に驚きながらも友情を育んでいく物語が感動を呼び、映画化や小学校の教科書にも掲載されるなど、各方面で人気を集めている絵本です。

NHKEテレで放送された「てれび絵本」や映画版で主人公のオオカミ・がぶの声を務めた中村獅童さんが作品に惚れ込み、歌舞伎化が実現。ヤギ・めいは尾上松也さんが演じ、2015年に京都・南座で初演、翌年には東京・歌舞伎座でも上演されました。11月、獅童さん渾身の新作歌舞伎が博多座にいよいよ上陸します。

公演に先がけて、原作者のきむらゆういちさんが福岡を訪れ、歌舞伎版の見どころを語りました。

「主人公に感情移入して、ドキドキハラハラするのが物語の基本ですが、読んでいる人だけが真実を知っていて、主人公たちは真実を知らない。読んでいる人が主人公を見守り、ドキドキする絵本を作りたかった」ときむらさん。シリーズ7作を誇る人気絵本ですが、寝室のドアを開けてベッドまでの3歩の間にアイデアが浮かび、一晩で書き上げたそうです。「ファミレスで書き上げた作品が、まさか歌舞伎になるなんて、喜ばしいというかびっくりしました」と話していました。

歌舞伎版は「演出はもちろん、ユニークなオオカミとヤギの衣装も自然に見えてくる。まるで歌舞伎のために書いたストーリーと思えるほど面白く、歌舞伎版の世界にハマってしまう自分がいました」とも。

「僕が見た歌舞伎の中では『あらしのよるに』が一番!」ときむらさんが太鼓判を押す同作。どうぞお見逃しなく。

博多座11月公演 新作歌舞伎「あらしのよるに」

【日時】11月3日(土)~11月27日(火)

【場所】博多座

【観劇料】 A席15,000円 特B席12,000円 B席9,000円 C席5,000円

【問】博多座電話予約センター 092-263-5555 (10:00~18:00)

<取材:ファンファン福岡編集部・秋吉真由美>

※情報は2018.8.13時点のものです

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