世界農業遺産の郷「田染荘」でイルミネーションイベントが開催中

 クリスマスのイルミネーションが街中を彩るこの時期。静かで空気の澄んだ場所で、ひと味違った水田にきらめくイルミネーションを見に行きませんか? 昨年、好評を博した大分県豊後高田市のイルミネーションイベント「田染荘(たしぶのしょう)千年のきらめき」が今年も開催中です。同イベントは昨年に続き、3回目の開催となります。

 中世の荘園村落の姿を今に伝える田染小崎地区の水田に、ボランティアと地元との共同作業で設置されるおよそ1万個のLEDライトが美しい曲線を描きます。

 小川のせせらぎや山里を吹き抜ける風、揺れる稲穂。田染荘は、昔ながらの田園風景が輝きを失うことなく今もなお色濃く残されています。約千年前の飛鳥時代、国東半島が六つの郷にわかれていた頃、この地域は一面うっそうとしていました。

 743年の墾田永年私財法の成立によって、この地を豊かな水田地帯にしようと、幾多の人々や全国に約44,000社ある八幡宮の総本社である宇佐神宮が尽力しました。それにより、この土地の地形を利用してさまざまな曲線を描いた、独自の水田が生まれました。

 やがて、墾田された水田は荘園となり、ここに田染荘が誕生、宇佐八幡宮の「本御荘十八箇所」とよばれる根本荘園のひとつで最も重用視された荘園として栄えました。時代は移り変わっても、水田や周囲の景観が昔のままの姿で守り受け継がれているのは、ここ田染荘小崎地区のみです。

 田染荘小崎地区は、2010年に「田染荘小崎の農村景観」として国の重要文化的景観に選定されました。また、2013年に豊後高田市を含む国東半島・宇佐地域が「世界農業遺産」に認定されました。中世の景観を残す田染荘では、クヌギを活用した原木しいたけの栽培や水田農業の営みなどが見られ、まさに「世界農業遺産の郷」を象徴する場所でもあります。

このような歴史と文化がある田染荘を舞台に「田染荘千年のきらめき」は来年2月15日(金)まで開催されます。冷えた空気が澄んだ季節に輝くシンプルな光は格別です。ぜひ、暖かくしてお出かけください。

<田染荘千年のきらめき>設置の様子

世界農業遺産の郷 田染荘 
期間:2018年11月3日(土)~2019年2月15日(金)     
点灯時間:日没から約3時間
※LEDは30分おきに色が変わります。
会場:豊後高田市田染小崎地区(豊後高田市田染小崎2596)
規模:LEDライト10,000本、LRDチューブ1km
主催:田染荘千年のきらめき実行委員会(河野一三会長)

<問い合わせ>
田染荘千年のきらめき実行委員会事務局(豊後高田市農業ブランド推進課)
電話:0978-25-6243
豊後高田市の公式サイト

※情報は2018.12.13時点のものです

世界農業遺産の郷 田染荘 

住所豊後高田市田染小崎2596番地
TEL0978-25-6243
URLhttp://www.city.bungotakada.oita.jp/events/detail/275

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