歌劇ザ・レビュー ハウステンボス チーム光のトップ2人にインタビュー

 ハウステンボスで歌劇が楽しめるようになって早6年。現在、「歌劇ザ・レビュー ハウステンボス」の2公演<「Happy Ending Story~おかしな二つの恋物語~」は7月23日(火)まで、「ドラマティック・レビュー『カメレオンPROJECT』」は6月11日(火)まで>が常設劇場「MUSE HALL(ミューズホール)」で上演中です。

 恋に不器用な2組の男女のちょっぴりおかしな恋物語が繰り広げられるラブコメディー「Happy Ending Story~おかしな二つの恋物語~」に出演中の、「チーム光(シャイン)」のトップスターの2人、夕貴(ゆうき)まことさんと青蘭(せいら)そらさんに話を伺いました。

レビューで華麗に踊る星蘭そらさん(左)と夕貴まことさん

「Happy Ending story~おかしな二つの恋物語~」のワンシーン

―歌劇を目指したきっかけを教えてください。

夕貴 私は歌劇の公演をテレビで見たのがきっかけです。感動して「こんな世界があるのか」と衝撃を受けました。その時は、ダンスも歌もお芝居も経験がなかったのですが、強い興味を持ち、美しい男装の麗人の世界が大好きになってしまいました。チーム心(ハート)の娘役の愛那結梨(あいなゆうり)さんに誘っていただき、こちらに参りました。

青蘭 私は、ハウステンボスで(歌劇の)ショーを見たのがきっかけです。その時はまだ広場の噴水前の特設ステージで、演目は、「ファンタスティックレビュー 花に舞う妖精たち」だったと記憶しています。初めて歌劇というものを見て夢のようで、憧れてこちらに入らせていただきました。歌劇を見た時に、とても愛を感じました。

―とてもすてきなお2人なのですが、舞台のために日頃から気を付けていること、努力していることがあれば教えてください。

夕貴 いつも美意識を持って生活するようにしています。美しい世界観をお見せするためにも、動作や小さなしぐさなど私生活の中でも、気を付けるように心がけています。美しい物を見るのも大切だと考えています。

レビューの舞台衣装で素敵な笑顔の夕貴まことさん

青蘭 私も美意識を大切にしています。日常と舞台は直結していると考えているからです。表現者として感動したり、泣いたり怒ったり笑ったりする感情も「こんな時にこういう感情になるんだ」といろいろな経験からの学びを大切にしています。どうして心が動かされるのかを体験したいので、本を読み、落語、クラシックコンサート、舞台など「いいものがあるよ」と聞くと足を運ぶようにして、自分の引き出しを多く持ちたいと思っています。

レビューの舞台衣装の星蘭そらさん 熱いカメラ目線で

レビューの舞台衣装の星蘭そらさん 熱いカメラ目線で

―公演の前に必ず行うことなどはありますか?

夕貴 発声練習は必ずしています。公演開始の4時間前には楽屋に入って稽古をします。あと、私はコーヒーが好きなので、リラックスするために、朝やお化粧する前にコーヒーをいれて飲むようにしています。

青蘭 私はストレッチに時間をかけています。体がこわばらないためですが、リラックス効果もあるようです。公演直前には、心を真っ白にして逆に少し緊張して臨むようにしています。

夕貴まことさん(右)演じる朝陽蔵之介は色男

―今回の「Happy Ending Story ~二つの恋物語~」の見どころや「ここは見てほしい」「一番好きなシーンはここ」というのを教えてください。

夕貴 話の展開が早く、シーンがどんどん変わるので、ワクワクドキドキしていただけるのではないかと思います。私自身もそう感じながら演じています。好きな場面は、私が演じる朝陽蔵之介が小春さんを連れて祇園の町へ行って、ひと騒ぎあるシーンです。同じ日の同じ時間に、青蘭さんが演じる蔦屋銀次郎も偶然来ていて、同じ場所で話が展開していきます。とても展開が早いので、あっという間に感じられるかもしれません。何度見ていただいても楽しんでいただける(作品)と思います。毎回、私自身の演技も変化させたいと考えていますので、ぜひ注目してください。

青蘭そらさん(右)演じる蔦屋銀次郎は呉服問屋のボンボン

青蘭 登場する一人一人が個性的なキャラクターで、2組のカップルの恋模様を軸に話が進んでいきますが、取り巻く町のみんなにも注目してほしいです。個人的に好きな場面は、隼巡査ときりこさんが関西弁で掛け合うところで、その時は舞台に私はいないのですが、裏で聞いて楽しくていつも笑ってしまいます。

―ファンの皆さんも聞きたいと思うのですが、プライベートで興味があることは?

夕貴 私は運転が好きなのでドライブによく出掛けます。それが気分転換にもなっています。「この道を行ってみよう」と知らない道を進んでみて、海や山へ行くのも好きです。景色の美しい場所が好きで、車を止めて「きれいだなあ」と眺めながら、ジャズやボサノバを聞いて過ごすこともあります。時間が取れたら、ドライブで九州全県を巡ってみたいです。

青蘭 私はおいしいものを食べるのが大好きです。福岡だと、もつ鍋、餃子、水炊きなどが好きです。九州は野菜も魚もおいしくて、「おいしいものがある」と聞くと、すぐに出掛けてしまいます。劇団の中でも1、2位を争うくらいよく食べる方だと言われています(笑)。

ハッピーエンドで終わるエンディングのシーン

―ハウステンボスで好きな場所をこっそり教えてくれますか?

夕貴 風車の前のカフェです。木陰の椅子に座ると、異国情緒を感じられるのが好きです。コーヒーもおいしいです。季節のソフトクリームも人気のカフェです。

青蘭 パレスハウステンボスへ行く並木道のアプローチが好きです。今はローズガーデンが美しいですが、これからはあじさいも咲きます。いろいろと催しも開かれていて、いつも楽しみにしています。自然に囲まれてリラックスできるのが気に入っています。

―今後のご自身の展望を聞かせてください。

夕貴 新しい時代「令和」になり、私たちの歌劇は6周年を迎えています。まだまだ学んで(多くを学んだ)一人一人の力が集結できればと思っています。日々の舞台の積み重ねも大切にしていきたいです。私は、トップとして3年目なのですが、「自分に打ち勝つこと」、「自分の強みを生かすこと」を念頭にもっと発展していきたいと思っています。

青蘭  もっと多くの人に公演を見ていただきたいです。そのためにも公演で、愛を伝えていきたいと思います。どの公演でも、毎回反省するところがあり、「まだまだやれる!」と思うので、さらに良くしていきたいです。苦労も乗り越えて強くなって、東京や世界へも進出できたらと夢を持っています。

―最後に、ファンのみなさんへのメッセージと公演PRをお願いします。

夕貴 今回の公演は題名通り「ハッピーエンド」をお届けしています。幸せな気持ちになっていただけると思いますので、ぜひ見に来てください。私も、日々勉強し精進します。お待ちしています。

黒の衣装で華麗に踊る夕貴まことさんは、まさに男装の麗人

黒の衣装で華麗に踊る夕貴まことさんは、まさに男装の麗人

星蘭 足を運んでいただいたお客さまには感謝しています。またこれから見ていただく方には、満足していただけるように頑張っていきます。見終わった後に、幸せな気持ちになってもらいたいです。ぜひ、見に来てください。お待ちしています。

レビューで踊り歌い上げる(右)青蘭そらさん

レビューで踊り歌い上げる青蘭そらさん(右)

インタビューを終えて
 レビューも含め約60分の公演は、夕貴まことさん、青蘭そらさんが伝えたい「幸せ」感が心に残るものでした。劇場で公演が始まると、あっという間に歌劇の世界に入り込んでしまいました。
 2人をトップに置く「チーム光」。個性的でとても魅力あふれる2人は、外見はもちろん内面も美しい人でした。舞台では、アクティブで華麗、格好よい姿が印象的。2人を見たら、もっと歌劇を知りたくなるに違いありません。 
 劇場前では公演前の入り待ちや公演後の出待ちのファン、劇場内ではブルーのペンライトを振って観覧する常連ファンを見かけました。6周年を迎え「歌劇 ザ・レビューハウステンボス」が確実に多くの人の心に根付いている様子を見ることができました。
 グッズを購入すると、公演後に一緒に写真撮影ができるファンサービスを受けられます。劇場からの帰りに、「良かったね」と幸せそうに話しながら帰るマダムや楽しげな観客の声を、私は聞き逃しませんでした。
 夕貴まことさん、青蘭そらさんそしてチーム光の皆さん、楽しい幸せな時間をありがとうございました。

レビューではダンスや歌で2人の魅力がたっぷり楽しめます

写真撮影:松尾順造

歌劇ザ・レビューハウステンボス
「Happy Ending Story~おかしな二つの恋物語~」
日時:~7月23日(火) 11:30、17:20ほか
※~5月28日(火) 朝陽蔵之介役:夕貴まこと、蔦屋銀次郎役:青蘭そら
6月1日(土)~ 朝陽蔵之介役:青蘭そら、蔦屋銀次郎役:夕貴まこと
場所:ハウステンボスMUSE HALL(長崎県佐世保市ハウステンボス)
※時間の詳細はハウステンボスのホームページで確認を
料金:観覧無料(ハウステンボス入場料のみ)
問い合わせ:ハウステンボス
電話:0570-064-110

※情報は2019.5.30時点のものです

Marilyn Yoshida(マリリン・ヨシダ)

日本旅行作家協会会員・旅行ライター
大型観光施設の経営企画・マーケティング、ジャズクラブの広報マネージャー、外資系企業のマネージャー等を経験し現在はPR会社代表取締役。観光PRや企業や自治体のPR企画、広報コンサルティングを手掛けている。近場へのお出掛けや体験した旅の楽しいこと、旅行中のおいしいもの、気づきや感動を徒然に。

この記事もおすすめ