
動乱の九州を駈けぬけた戦国大名の物語 九州国立博物館で企画展開催中!
九州国立博物館(福岡県太宰府市)で、開館10周年記念特別展「戦国大名 九州の群雄とアジアの波涛」が開催されています。16世紀後半の動乱の九州を駈けぬけた戦国大名と、戦国の気風を受け継いだ豊臣大名の姿に迫る展覧会。刀剣や武具はもちろん、海外交流にまつわる貴重な品々も展示されています。5月31日まで。
展覧会の主人公は九州を舞台に戦国の世を生き抜いた大名たち。そうそうたる顔ぶれが揃っています。
大友宗麟(1530-87)
豊後を本拠とする戦国大名・キリシタン大名。九州北部の覇者。アジア・ヨーロッパとの貿易で栄華を誇るも、島津義久との決戦に敗れて挫折した。
毛利元就(1497-1571)
安芸を本拠とする戦国大名。中国西部の覇者。貿易港・博多の支配をめざして九州に進出し、大友宗麟と対決するも、出雲尼子氏の南下に備えて撤退。子の吉川元春・小早川隆景、孫の輝元に後事を託し、75年の生涯に幕を閉じた。
島津義久(1533-1611)
薩摩を本拠とした戦国大名。九州南部を統一し、大友宗麟との決戦に勝利。一躍、九州の覇者となるも、豊臣秀吉の九州平定に屈した。
龍造寺隆信(1529-84)
肥前の戦国大名。大友氏衰退の機に乗じて肥前南部を平定。さらなる勢力拡大をめざすも、島津氏との決戦に敗れて戦死した。
立花宗茂(1569-1642)
筑後の大名。大友家の勇将として島津軍に抗戦。豊臣大名に抜擢されるも、関ヶ原合戦で豊臣方に参じて失脚。大坂の陣で功績をあげて旧領を回復し、柳川藩11万石の基礎を築いた。
鍋島直茂(1538-1618)
肥前の大名。龍造寺家の重臣として隆信死後の主家を支える。関ヶ原合戦では当初豊臣方に参じたが、徳川方に寝返り、柳川城の立花宗茂を攻略。佐賀藩36万石の基礎を築いた。
小早川隆景(1533-97)
伊予・筑前・筑後・肥前の大名。父・毛利元就の九州進出の最前線として活躍。豊臣秀吉に抜擢され、伊予、ついで筑前一国・筑後2郡・肥前2郡を治めた。
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