ブラジル文化のリズムと色彩の魅力☆絵本作家 ホジェル・メロさんの展示会

ブラジルの絵本画家ホジェル・メロさんの「旅する芸術家 ホジェル・メロ展」が、福岡市中央区の福岡県立美術館で開催中です。メロさんは、昨年ブラジル人として初めて児童文学のノーベル賞と呼ばれる「国際アンデルセン賞」の画家賞を受賞。日本ではまだ翻訳本が出版されていませんが、言葉がわからなくてもストーリーを楽しむことができるのが絵本の魅力。ブラジル文化のリズムや色彩、素材の楽しさが伝わってくる作品をお楽しみください。5月17日まで。

ホジェル・メロさん

ホジェル・メロさん

ブラジルの民俗芸能の仮面なども展示されています。

ブラジルの民俗芸能の仮面なども展示されています。

ブラジルに伝わる昔話から創作した絵本は、ユーモラスな人物や動物たちが鮮やかな色彩で描かれ、ついつい見入ってしまいます。

絵本のストーリーの解説もあるので、物語の場面を頭にイメージしながら絵を見ると、一層面白いです。

キュービズムの技法も取り入れ、独特の世界観を表現しています。こちら(↑右端)の絵は「ブンバ・メウ・ボイ・ブンバー」(1996年)。牝牛の死と復活をテーマにした舞踏劇を表しています。登場人物の顔は全員、白と黒で表現されていますが、白はヨーロッパ人、黒はアフリカから連れてこられた黒人を表しているそうです。

戦災や貧困に悩む国々の子どもたちへ思いを寄せた作品も多くあります。マングローブの沼地で暮らすスラムの子どもたち、戦災のイラクで兵士に追われる少年、過酷な労働環境の中で生きていく子どもたち…。どの作品にも、恵まれない環境で暮らさなければならない子どもたちへの深い愛情と祈りにも似たメロさんの思いが込められているように感じました。

メロさんの絵本

メロさんの絵本

会場では、メロさんの絵本をはじめ、国際アンデルセン賞ゆかりの絵本など約500冊が自由に読めるコーナーもあります。懐かしい絵本もありますので、ゆっくりとお楽しみください。

来場者には、メロさんの作品のポストカード1枚をプレゼント!

メロさんの日本語訳は今夏、初めて出版される予定です。一足早く、日本でもファン急増間違いなしの絵本作家、ホジェル・メロさんの世界をお楽しみください。

 

5月17日まで、入場料は一般300円、高校生以下無料。月曜休館(4日は開館し7日休館)

※情報は2015.5.3時点のものです

福岡県立美術館

住所福岡市中央区天神5丁目2-1
TEL092-715-3551
FAX092-715-3552
URLhttp://fukuoka-kenbi.jp/

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