絵本「ボタ山であそんだころ」原画展 福岡市・天神のギャラリーで7/5まで開催。

近代産業を支えた炭坑の町を描いた絵本「ボタ山であそんだころ」原画展が、福岡市・天神の新天町南通りのギャラリー「おいし」で開催されています。

作者は、福岡県嘉麻市出身で横浜市在住の絵本作家・石川えりこさん。「ボタ山であそんだころ」が第46回講談社出版文化賞絵本賞を受賞した記念の原画展です。

石川えりこさん

石川えりこさん

炭坑のある町に育った石川さんが、ふるさとの風景や日常の記憶を鉛筆で描いた「ボタ山であそんだころ」。鉛筆で描いた作品なのに、カラー映画を観ているような印象です。言葉による説明がなくても、絵を目で追っていくだけで物語の世界が見えてきます。一部をご紹介します。

子どもたちの通学風景。当時の炭鉱住宅の様子が分かります。

古い坑道が陥没すると「陥落池」ができ、そこにはカエルなどいろいろな生き物がいたそうです。

古い坑道が陥没すると「陥落池」ができ、そこにはカエルなどいろいろな生き物がいたそうです。

学校が終わると大人と一緒に働かなくてはいけない家庭環境の子どもたちもいます。

学校が終わると大人と一緒に働かなくてはいけない家庭環境の子どもたちもいます。

羞恥心や思いやり。微妙で繊細な気持ちに揺れる子どもたち。

羞恥心や思いやり。微妙で繊細な気持ちに揺れる子どもたち。

ある日、報道のヘリコプターが。炭鉱で大事故が発生。

ある日、報道のヘリコプターが。炭鉱で大事故が発生。

事故以来、消息が分からなくなった友達。その後、手紙と以前その友達に貸した定規が手紙とともに届いて…。

事故以来、消息が分からなくなった友達。その後、手紙と以前その友達に貸した定規が届いて…。

ちょっぴり切なくて、でも、生きることに必死な子どもたちの生き生きとした描写に勇気が湧いてくるような作品です。ぜひ、お楽しみください。

27日(土)、28日(日)、7月4日(土)は各日13時半からギャラリートーク&サイン会が開催されます。また、7月5日(日)までの会期中、毎日11:00~、13:30~は読み聞かせがあります。

※情報は2015.6.25時点のものです

ギャラリーおいし

住所福岡市中央区天神2-9-212(新天町南通り)
TEL092-721-6013

大きい地図で見る

関連タグ

この記事もおすすめ