日本画の巨匠 東山魁夷の大回顧展 九州国立博物館

九州国立博物館で特別展「東山魁夷 自然と人、そして町」が開催中です。会場には、九州初公開となる唐招提寺御影堂の全障壁画(床の間の絵及び襖絵全六十八面)はじめ、針葉樹の繁る池畔を歩く白い馬を描いた「緑響く」、霧氷に覆われた真っ白な樹木の上にかかる太陽を描いた「冬華」など、日本画の巨匠、東山魁夷の約80件にのぼる名品がずらり。巨匠が描く静謐で感動的な風景(世界)をぜひ堪能してください。

東山魁夷(1908~1999)は、青色の絵具を多く使っていることから「青の画家」とも呼ばれています。海の青、空の青、木々の青…描かれた「青の風景」を前に鑑賞者は立ち止まり、吸い込まれていくような深い感動を味わっているようでした。

パリ郊外の小さな公園を訪れた時の印象をもとにして描いた「夕星」は、90歳で亡くなった東山魁夷の絶筆となった作品。「夕星」について、東山は「夢の中で見た風景」と記していますが、夕空に輝く星には画家のどんな想いが込められているのでしょうか。

そして、この特別展のハイライトが、東山魁夷の最高傑作である奈良・唐招提寺御影堂の障壁画。総延長76mに及ぶ大作で、構想から完成までに10年かかったそうです。

御影堂障壁画は、毎年数日間のみ公開されてきましたが、修理のため今後数年間は唐招提寺でも見られないそうですので、今回は本当に貴重な機会といえます。

東山魁夷が描く静かで美しい世界を目の当たりにすると、自然と心が洗われていくような、浄化されていくような気分になりました。東山魁夷のファンはもちろん、真夏の暑さにイライラしている人、心を落ち着かせたい人におすすめの特別展です。

お土産売り場も充実してました。

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開催期間:2016年7月16日(土)~2016年8月28日(日)

※月曜休館。8月15日は開館。

開催時間:9:30~17:00 入館16:30まで

観覧料:一般1600円 高大生1000円 小中生 600円

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s44.html

※前期(8月7日まで)と後期(8月9日~28日)で大規模な展示替が行われます。

※情報は2016.8.6時点のものです

九州国立博物館

住所福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
URLhttp://www.kyuhaku.jp/

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