九州初公開の国宝「鳥獣人物戯画」 水浴びや弓引き、躍動感あふれる動物たち

九州国立博物館で特別展「京都 高山寺と明恵上人―特別公開 鳥獣戯画―」が開催されています。11月20日(日)まで。会場には、世界文化遺産にも登録されている京都・高山寺や、同寺を再興した明恵上人にまつわる名宝94点がずらり。目玉は何といっても九州初公開の国宝「鳥獣人物戯画」です。

内覧会の様子

内覧会の様子

「鳥獣人物戯画」は平安時代の代表的な絵巻物で、作者は未詳。甲乙丙丁の四巻で構成され、各巻は約10メートルあるとか。同展では展示期間を前期(10月30日まで)と後期(11月1日~20日)に分けて展示予定。

よく知られているのは、擬人化された動物が描かれた甲巻。動物たちが水浴びをしたり、弓を引いたりする様子などが生き生きとした筆線で描かれ、躍動感いっぱい。墨の濃淡や細かな筆のタッチまで分かるのも本物ならではの楽しみですね。

水浴びをする動物たち(「鳥獣人物戯画」甲巻より)

水浴びをする動物たち(「鳥獣人物戯画」甲巻より)

 

弓を引くウサギ(「鳥獣人物戯画」甲巻より)

弓を引くウサギ(「鳥獣人物戯画」甲巻より)

明恵上人(1173~1232)にまつわる展示も見どころが多くあります。その絵の前で自ら耳を切ったという「仏眼仏母像」(前期のみ展示)や、釈迦が生まれたインドへの旅を計画した「大唐天竺里程書」(同)など、仏教修行にかけるひたむきな思いが伝わる一方で、40年にわたって夢を記録した「夢記」や明恵が大事にしたといわれる子犬の像も。エピソードあふれる聖僧の魅力にはまる人も続出するかも!?

国宝「仏眼仏母像」に見入る来場者

国宝「仏眼仏母像」に見入る来場者

 

明恵上人が愛でたといわれる「子犬」

明恵上人が愛でたといわれる「子犬」

「京都 高山寺と明恵上人―特別公開 鳥獣戯画―」

開催期間:2016年10月4日(火)〜2016年11月20日(日)

※10月17日(月)、31日(月)、11月14日(月)は休館。

開催時間:9:30~17:00 入館は16:30まで

入場料:一般1600円 高大生1000円 小中生600円

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s45.html

※情報は2016.10.5時点のものです

九州国立博物館

住所福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
URLhttp://www.kyuhaku.jp/

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