新宿で生きた人たちを撮影 「流しの写真屋」渡辺克巳写真展

東京・新宿を舞台に「流しの写真屋」として一世を風靡した写真家、渡辺克巳さん(1941-2006)の写真展が、福岡市中央区渡辺通3丁目のSTEREO COFFEEで開催されています。12月14日(水)まで。

渡辺さんは1965年から74年まで、3枚1組200円でポートレートを撮影し、翌日に写真を届ける「流しの写真屋」として活動していました。会場には、「流しの写真屋」時代に撮影した作品から、1978年~1983年に撮影された「ディスコ族」の作品まで45点を展示。当時の歌舞伎町やゴールデン街、新宿2丁目を生きてきた人たちのファッション、音楽、バイオレンス、若者のパワーが感じられる作品が並んでいます。

渡辺さんの作品は、東京国立近代美術館、MOMA(サンフランシスコ)やメトロポリタンミュージアム(ニューヨーク)などに所蔵されるなど国内外で高く評価されており、2006年に亡くなられた後は、妻の小泉悦子さんが「一般社団法人 渡辺克巳写真社団」を創設し、渡辺克巳さんの写真の管理をされています。

小泉さんは、東日本大震災を機に2014年3月、神奈川県から福岡県久留米市へ移転。翌2015年夏には、同じく震災を機に関東から福岡へ移住した友人の松本和子さんの協力により、松本さんの夫が経営する「不思議おでん満月堂(今泉店)」(福岡市中央区今泉)で九州初となる渡辺さんの写真展が開催されました。

松本和子さん(左)と小泉悦子さん

松本和子さん(左)と小泉悦子さん

福岡での展覧会は、今回で5回目。会場内に展示された作品のレイアウトも、すべて自分たちで手掛けられたそうです。

小泉さんは、

「生前、渡辺は『新宿はどんな人も受け入れる街だから好き』と話していました。撮影された人たちは個人ですが、彼らの表情から読み取れる笑いや怒り、激しさや哀しさは、普遍的なものがあると思います。ぜひ多くの人に見てほしいです」

と話しています。

渡辺克巳写真展

12/1(木)~12/14(水)

STEREO COFFEE

住所:福岡市中央区渡辺通3-8-3

営業時間:8:00~22:00

電話:092-231-8854

http://stereo.jpn.com/coffee/

 

 

※情報は2016.12.5時点のものです

STEREO COFFEE

住所福岡市中央区渡辺通3-8-3
TEL092-231-8854
URLhttp://stereo.jpn.com/coffee/

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