沖ノ島展の舞台裏☆プレミアム座談会&内覧会

九州国立博物館で開催中の特別展「宗像・沖ノ島と大和朝廷」(3月5日まで)の舞台裏に迫るプレミアム座談会&内覧会が2月20日、同館で開かれました。

登壇者は、展示デザイナーの伏貫政春さん、イラストレーターのCAN/中野完二さん、同展学芸主担当の小嶋篤さん。同館広報課主事の梶村美月さんが司会を務め、展示内容の説明や展示に関するレイアウトの工夫、イラストに起こすまでの過程などを教えてくださいました。

座談会では、伏貫さんから会場の図面の説明があり、どのような意図を持って各章のスペースが配置されているのかを教わりました。「何をどこに、どのように展示するのか。観覧者に気持ちよく見てもらうために、左右対称に展示品を配置するなど、一見気が付かないような部分にも神経を使っています」と伏貫さん。

伏貫さんと小嶋さんは、今回の特別展のイメージを膨らませるため、事前に沖ノ島入りもされたそうです。

海の中で禊をして島に入り、神聖な空気を肌で感じたという伏貫さんと小嶋さん。特殊照明を使って波を表現した演出や、鳥居の先に沖ノ島の映像が流れる演出に、「沖ノ島に行った気分で特別展を楽しんでもらいたい」といったこだわりを感じました。

特別展は3章構成で、第2章は「神話の風景」がテーマですが、ここに中野さんが描いた日本神話が分かりやすく展示されています。

神話について「日本書紀」や「古事記」で読もうとすると難しいですが、こうしてイラストになると分かりやすいですよね。ただ、こうしたイラストについても、どのようなテイストにするのか、どんな感じで描くのか、学芸員の方とラフ画のやりとりはかなり続くそうです。甕に穴が空いているとか、黄泉の国の様子とか、細かいところまで配慮が行き届いたイラストですので、ぜひじっくりとご鑑賞ください。

 

特別展が開幕する前の裏話を聞くと、いろいろな苦労や工夫が施されているのだな、と実感。展示されている宝物はもちろん、展示方法や説明文などにも目を配ると、より面白く作品鑑賞ができますよ。ぜひみなさんもお楽しみください。

九州国立博物館 | 特別展『宗像・沖ノ島と大和朝廷』

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s46.html

※情報は2017.2.20時点のものです

九州国立博物館

住所福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
URLhttp://www.kyuhaku.jp/

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