
「うちの子は発達障害じゃない!!」普通級から支援級への転学を拒否したママ友。その心に響いた、先生の言葉
今や小学校のクラスに1人から2人はいるとされている発達障害児。
適切な対応をする事によって、本人の生きづらさの解消や長所を伸ばすことにもつながる反面、我が子の発達障害を認めない親御さんもいます。
これは、我が子の発達に不安を感じつつも、普通級に進級させたママ友のお話です。
幼稚園の時からトラブルの多かったA君
息子が通う幼稚園で同じクラスにA君という男の子がいました。
明るく元気なお子さんなのですが、遊びの中で他のお友達とトラブルを起こしがちで、先生の指示が通らない事もありました。
とはいえ、A君のお母さんも明るく社交的で、A君がクラスの子とトラブルを起こしてしまってもきちんと謝罪をする人でしたので、
私はA君に対して「もしかして発達障害なのかな?」と少しの違和感を抱えながらも、直接A君のお母さんにそれを伝える事はありませんでした。
その後多少のトラブルはありながらも、A君は無事に卒園を迎えました。
A君と息子は同じ小学校に進級し、クラスも再び一緒になりました。
ところが、小学校に進級してから、幼稚園の時に増してA君がトラブルを起こすようになったと息子から聞きました。
授業中に立ち歩く、校庭まで脱走する、嫌がる他の生徒にちょっかいを出す、帰宅途中に迷子になるなどです。
これらの話は息子からだけでなく、たまたま街であったA君のお母さんからも聞きました。
それでも、A君のお母さんは「うちの子ちょっと変わってるから」で済ませてしまっているようでした。
特別支援学級とのつながりを、A君自らが持つように
小学校には特別支援学級があり、普通級との交流も盛んにおこなわれています。
休み時間には特別支援学級に生徒たちが遊びに行くこともたくさんあります。
特別支援学級には、普通級にはないトランポリンやバランスボールなどの設備、知育玩具などもあり、もちろん自由に遊べるようになっています。
A君も休み時間になると、魅力的な用具や設備のたくさんある特別支援学級に足を運ぶことが多くなりました。
ある日から、休み時間に特別支援学級に足を運んだA君が、普通学級に戻るのを拒むようになりました。
かねてより、遊びに来るA君の様子を見て、発達障害の可能性を見抜いていた特別支援学級の先生であるB先生は、A君の担任の先生と相談の上、無理にA君を普通学級に戻さず「今日はここにいていいよ」と声をかけました。
普通学級にいる頃よりもトラブルもなくなり、穏やかになっていくA君。
B先生はA君を見て、A君のお母さんに発達検査の実施と特別支援学級に通うことを検討してもらえないか、持ちかけることにしました。
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