「うちの子は発達障害じゃない!!」普通級から支援級への転学を拒否したママ友。その心に響いた、先生の言葉


ところが、A君のお母さんは

「うちの子が障害児っていうのですか?ちょっと変わっているだけです!」と頑なに拒否。

発達障害に対してまだまだ偏見を持つ方も多く、我が子の発達障害を受け入れられない親御さんは少なくありません。

A君のお母さんもそうでした。

結局A君は普通学級に在籍したままです。

さらにお母さんは「障害児の行くクラスにいっちゃダメ!」と、A君が特別支援学級に遊びに行くことも禁止してしまいました。

A君はその後、度重なるトラブルと共に、不登校となってしまいました。

 

特別支援学級の先生がA君のママを変えたひと言

不登校となってしまったA君の元を、学級担任の先生と特別支援学級のB先生が訪れました。

久しぶりに聞くB先生の声にA君は心を開き、こもっていた自室から出てきました。

その様子を見たお母さんに、B先生は、

発達障害は珍しい事ではないこと、

「障害」と名前がついているけれども、すてきな個性を持つ子供たちがたくさんいること、

そして、A君自身も生きづらく、辛い思いをしているであろうことを話しました。

普通学級に在籍しながら、特定の授業だけは特別支援学級で受ける通級制度もあることを説明してから、最後にB先生はA君に「いつでも遊びに来てね」と声をかけました。

この訪問の後、A君は、お母さんに「B先生の所にまた行きたい」と言い出し、

次第に不登校は解消していきました。


A君にはその後、「広汎性発達障害」の診断がおりました。

通級制度を使用して、授業は特別支援学級で、給食や体育などは普通学級で行っています。

そして、その後B先生はA君の描く筆の力強さや個性に気が付き、A君のお母さんに「書道を習わせてみては?」と持ちかけました。

すっかり書道の楽しさに目覚めたA君は、個性的かつ力強い作品を生み出すようになりました。

書道を通じて、礼儀の大切さや集中することを学んだA君は、少しずつ落ち着き、周りとのトラブルも起きないようになりました。

※地域によって特別支援学級の状況が異なる場合があります

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※情報は2017.10.19時点のものです

森野ミヤ子

体の大きな二人兄弟育児中の転勤族妻。もつ鍋が好き。

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