感動的な立ち会い出産のはずが…残念な旦那に医師が激怒したワケ

立ち会い出産に、どんなイメージがありますか?
筆者は、二人の子供を無痛分娩で出産しました。麻酔のおかげでほとんど痛みはなく、初産も二人目も、旦那に立ち会ってもらい、リラックスしながら、出産することができました。

妊娠中の友人Aさんにこの話をしたところ「そんな穏やかな出産が憧れ。私も無痛分娩で、立ち会い出産にする!」と意気込んでいました。それから数ヶ月後、彼女の旦那のせいで、感動とはほど遠い立ち会い出産になったと聞いたのです。さぁ、何が起きたのでしょう。

Trish233/iStock/Thinkstock

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“麻酔が効いているおかげで、陣痛は、生理痛くらいの痛み”
“分娩台に乗る直前まで、友人達とLINEをするくらい余裕があった”

無痛分娩を二度経験した筆者は、周囲に「無痛分娩サイコーだよ!無痛分娩は費用がかかるけれど、お金の問題さえなければ、何人でも産める!」と豪語して、無痛分娩をすすめていました。

 

その話に興味を持ち、「私も絶対に無痛分娩で産む」と決意したのが、友人Aさん。無痛分娩の実績が多い病院を探し、分娩予約をしました。

出産日が近づいても、「無痛分娩=完全に痛みから解放された出産」というイメージが先行し、まったく怖くなかったのだとか。映像関係で働くAの旦那にも、「麻酔が効いているから、まったく痛くないんだって。貴方、出産の瞬間も撮りたいんでしょ?立ち会い出産で撮影してもいいよ」と気軽に許可していました。

そして出産日当日、ビデオカメラ持参で病院を訪れた旦那。前日からAが泊まっている病室を訪れると、意外なことに、痛みにのたうちまわっているAの姿がありました。

「無痛分娩だから、痛くないんじゃなかった…?!」

そうです。本来であれば、麻酔が効いて、ほとんど痛くないはずの無痛分娩ですが、初産の妊婦の場合、麻酔が効いた状態では、子宮口が開くのに時間がかかり、お産が遠ざかることがあるそうです。そのため、Aは一度麻酔を切って、子宮口が開くまで待つことになりました。

麻酔が切れてしまえば、鈍痛が襲いかかります。完全に痛くないお産だと思っていたのに、まさかの陣痛を味わう羽目になってしまい、心の準備が追いつきません。あまりの痛みに、体中にじっとりと脂汗がにじみ、骨盤はメリメリと割れてしまいそうに痛みます。

けれど、妻から撮影許可をもらったA旦那は、のたうちまわっている姿を見ても、カメラを向けて撮影をしています。

lovleah/iStock/Thinkstock

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「ねっねぇ…腰が割れそうに痛いから、このテニスボールを腰に当てて、痛みを和らげるのを手伝って…」

痛みの波が少し遠ざかった時に、Aは旦那にテニスボールを渡しました。すぐにでも腰に押し当てて、痛みを逃がして欲しいのに、旦那は「えー!カメラ持ちながら、ボールで押すなんて、できるかなぁ?!」なんて呆れたことを言っています。

「カメラはいいから!」怒気をにじませながら、Aが急かすと、旦那は渋々といった様子で、三脚を立ててビデオカメラを固定しはじめました。

そして、助産師さんにやり方を教えてもらい、ボールを押し当てはじめましたが、まったく痛みが和らぎません。見当違いの場所ばかり、ボールを押し当ててくるので、痛みのあまり我を忘れたAは、「もうあんたはいい!助産師さん、替わってください!」とぶちぎれました。

ようやく子宮口が開きはじめ、再び麻酔を入れてもらい、痛みが嘘のように消えていった時、気づけば、旦那の姿が病室にありません。いつ分娩室に移動して、立ち会い出産になるか分からない状況なのに…と、苛々しながら待っていると、旦那が満足そうに戻ってきました。

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