目の前で交通事故!それでもお迎えを優先させようとする厳しすぎる保育園

先日、夕方の混雑したターミナル駅で、パンプスをカンカンと鳴らしながら、階段を駆け上がる女性とすれ違いました。30代半ばの筆者と同世代のようで、持ち物からお子さんがいる雰囲気を感じました。エレベーターやエスカレーターに並ぶ時間さえ惜しいと、急いで向かう先には、保育園で待つお子さんがいるのでしょうか。

彼女と同様に、働くママ達は、分単位で時間を気にしながら働いています。仕事がいくら山積みでも、保育園のお迎え時間が迫れば、仕事を切り上げて、会社を後にしなくてはいけません。

もちろん、仕事の都合で間に合わない、電車の遅延や乗り換えの失敗、車の渋滞など、予測外の出来事で、お迎えに遅れてしまうこともあるでしょう。追加料金が発生しますが、延長保育や、働くママだから…と、多少の遅れなら見逃してくれる保育園もありますが、友人Aさんが子供を預けている保育園は、そうはいきませんでした…。

rclassenlayouts/iStock/Thinkstock

rclassenlayouts/iStock/Thinkstock

「もう少し、早くお迎えに来られませんか?」

保育士の先生の言葉に、またか…と苦い思いを隠しながら、Aさんは「いつもご迷惑をおかけしてすみません」と謝りました。今日は、最後のお迎えになってしまったようで、もう他の子供達もお迎えのママ達もいません。手早く帰り支度を整えながら、こんな言葉がのどをついて出そうになります。

「この保育園には、19時までの延長保育があって、閉園時間を過ぎているわけではないのに、どうしてここまで厳しくお迎えの時間を言われなくてはいけないのか…」

けれども、子供を預けているのだから、保育士を無駄に怒らせて、きちんと保育されなくなっては困る…。Aさんは、申し訳なさそうな表情を作ってから、その日の子供の様子を聞くべく、先生に向き合いました。

この保育園は、お迎え時間に厳しすぎる。そう気づいたのは、子供がこの保育園に通い始めてすぐのことでした。
勤務時間と通勤時間を加味して決まったお迎えの時間に、保育園に着いていればよいのかと思ったら、違うのです。

RossHelen/iStock/Thinkstock

RossHelen/iStock/Thinkstock

お迎えの時間までに、帰り支度を整え、先生からその日の報告を受けてから、タイムカードを押すシステムで、タイムカードを押した時間が、1分でもお迎え時間を過ぎれば超過料金がかかってしまいます。
お迎えが重なる時間帯は、報告を受ける保護者達の列ができ、なかなかタイムカードが押せないので、お迎え時間の15分前に到着しても、タイムカードを押せるのはギリギリ…という状態でした。

他の保育園に子供を預けて働くママ達から、お迎えの時間までにちょっと余裕があるから、夕飯の買い物をして保育園に向かうなどと聞くと、毎日会社から駅まで全力疾走しないと、お迎えに間に合わないなんておかしいと、腑に落ちない気持ちを抱えていました。

1 / 2

関連タグ

この記事もおすすめ