「○○だから役員できません!」幼稚園で役員回避の見本市開催!

幼稚園や小学校の役員決めって大変ですよね。全員が平等にやるわけではないので「誰かがやってくれるんじゃないか」と、みんなやりたがりません。そんな役員決めで、まさかの状況におちいったときのことをお話します。

iStock.com/ALotOfPeople

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息子が通っていた幼稚園では、運動会などの大きなイベントのときにお手伝いをする「保護者役員」というものがありました。

基本的には立候補制で、たまにスッと決まることもあるらしいのですが、たいてい決まるまでに時間がかかります。役員になれば時間は取られるわ、めんどくさいわで、やりたくない人の方が多いのが現実。

その日役員決めのために集まったのは約20人のお母さん。田舎なのでそれほど大きな幼稚園ではありません。円の形になって座り、みんなの顔が見えるようにして話をすすめます。

案の定、立候補者はおらず、話し合いで決める流れになりました。基本的には保護者だけで話し合って決めなくてはいけません。とはいえ、それではなかなか進まないので、幼稚園の先生が進行役のようなものを務めてくれます。

「困りましたね、さて、どうしましょうか…」沈黙が続き、幼稚園の先生も困った様子。

しばらくの沈黙に耐えきれなくなってくると、ポツポツと話し出す人が出てきます。しかしそれは立候補ではありません。

「自分はなぜ役員をできないか」について語り始めるのです。最初に話し始めた人は、私のななめ向かいの人でした。

「本当は役員をやりたいのですが、小さい子どもがいて手がかかるのでできないんです、すみません」

なるほど。それは仕方ないですよね、的な空気がなんとなく場に流れます。続いてその隣の人が話し始めました。

「本当はやりたいのですが、仕事をしていて忙しくて…」

なるほど。それは大変ですよね。と、どうやら時計回りで一人ずつ話すルールが暗黙のうちに決まったようです。

次の人、また次の人、と自分が役員をできない理由を述べていきます。

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