2歳児・5歳児の発言にびっくり!次世代のジェンダー論

 ジェンダーとは、社会的・文化的に形成された男女の違いのこと。例えば、「男性/女性は、こうすべき」「男性/女性らしさは、こういうもの」と、もっともらしく言われてきたことが、今、揺らぎ始めています。

iStock.com/BrianAJackson

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「本当に男性が、一家の大黒柱になるべき?主夫だっていいじゃない」
「女性だからといって、ピンクが好きとは限らない」

 こうした声を聞くようになったのは、いつ頃からでしょうか。
 Twitterでは、#私達は女性差別に怒っていい というハッシュタグが盛り上がり、Instagramでは、#metoo運動 で女性達が次々とセクハラを告発しました。
性別による決めつけや差別を、なくそうと時代は変わってきています。こうしたジェンダーの意識の変化が、すでに子供達にも広がっていると感じる、二つの出来事がありました。

 先日、出産したばかりの妹を、手伝いにいった時のこと。2歳半になる姪っ子は、とても甘えん坊でしたが、赤ちゃんが生まれてきてから、すっかりお姉ちゃんになっていました。小さな弟にミルクをあげたり、泣いていたらあやしたりと、まるで小さなママのように、甲斐甲斐しくお世話をしています。

 急にしっかり者になった姪っ子が、お絵かきをしながら、一人お喋りをしていました。
「なにを喋っているのかな〜?」と思い、そっと覗きこむと、姪っ子ちゃんは、ディズニーの塗り絵をしているようです。そのページには、ディズニーのキャラクター「眠れる森の美女」のオーロラ姫がぐっすり眠っているシーンが描かれていました。

 姪っ子は、色を塗りながら、オーロラ姫に対して、こんなことを話しかけていました。

iStock.com/rmnunes

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「起きて!寝ていたって、王子様はこないんだよ!働かなくちゃ駄目なんだよ!」

 たしかに姪っ子の家庭は、ダブルインカムなので、女性でも男性と同等に働くことを、当たり前に感じているのでしょう。さらに、ママ(筆者の妹)が、パパ(義弟)より、明らかに強く、ママが尻に敷いているのを、幼心で感じ取っているのかもしれません(苦笑)

「姪っ子ちゃん、白馬の王子様はこないの?」。笑いを堪えながら、そう尋ねると

「そうよ!お姫様だって、ちゃんと働かなきゃ、幸せになれないんだよ」
2歳なのに、しっかり者な姪っ子が、可愛くて、思わず吹き出してしまいました。

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