大人も子供も魅了! ピアノトリオのH ZETTRIO、福岡公演前に語る

 色の付いた鼻が特徴的なピアノトリオ「H ZETTRIO(エイチ・ゼットリオ)」。一度聞いたら圧倒される演奏力、キャッチーでジャジーな曲の魅力、そして茶目っ気ある見た目やパフォーマンスで、大人から子どもまで、幅広い人たちを魅了しています。

 2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する場面でも使われました。

 12月の福岡公演を前に、青い鼻で作曲とピアノ担当の「H ZETT M(エイチ・ゼット・エム)」さん、赤い鼻でウッドベース担当の「H ZETT NIRE(エイチ・ゼット・ニレ)」さん、銀色の鼻でドラム担当のH ZETT KOU(エイチ・ゼット・コウ)」さんの3人に、結成のいきさつや福岡の気になるモノ、ライブへの思いなどを伺いました。

-H ZETTRIOとして活動するようになったきっかけは? 結成のいきさつなどを教えてください。

H ZETT M ずいぶん前から長く一緒にやっていたような気がしますが、記憶にあるのは5、6年前のクリスマスに、私がクリスマスソングを弾こうとしてピアノトリオという編成で行ったその時ですかね・・・。

H ZETT NIRE ある朝起きたら鼻が赤くなってました。その晩、H ZETT Mさんから電話がかかってきて、バンド結成の旨を聞きました。「これも何かの縁かな」と思い参加することにしました。
・・・ということになっております。

H ZETT KOU あれは5~6年前でしょうか、クリスマスにH ZETT Mさんから連絡がありまして、その夜3人でライブをしたんですね。そしたらそしたら「HO! HO! HO!」という感じで盛り上がったというのがキッカケかしら。

 

-6月に福岡市のDRUM Logos(ドラムロゴス)であった福岡公演、非常に盛り上がりましたね。その時の印象やエピソードがあれば教えてください。

H ZETT M 福岡に行きたかったし、行くのを望んでいたし、福岡の皆さんも待ってたぞ!という感じ(ですよね?ですよね?)だったのでとても熱くいい感じでしたね! 「ゲゲゲの鬼太郎」なんかもやりましたでしょうか、楽しかったです。

H ZETT NIRE Logosでトリオとしてワンマンライブができたのは、とても感慨深いものがありました。福岡の皆さんには毎回あたたかい声援を送ってもらい、感謝してます。

H ZETT KOU 熱い夜でしたね! ライブが終わったあともアドレナリンが分泌されてたんでしょうね。脳と身体が冴え渡っちゃって、夜中の2時過ぎからスポーツジムでトレーニングしてました!

 

-H ZETTRIOのライブは、その場の空気をとても大事にしていて、それぞれにとても楽しんでいるように見えます。ライブをしていて楽しいと感じるのはどんな瞬間ですか。またライブを盛り上げるために心掛けていることがあれば教えてください。

H ZETT M もう全体的に楽しいですね。音を出してアンサンブルして、それで聴いてる人が楽しんでるようだったらなおさらGOODですね。盛り上げるために心掛けてることは、本番前の楽屋でいかにいい時間を過ごすかということですかね。舞台に出る直前に荷物を整理整頓するなど。

H ZETT NIRE お客さんの笑顔が見えるときは、こちらもうれしいですね。そういうときはお客さんといっしょにいい空間が作れているのではないかと思います。
たまに、真剣に演奏するあまり眉間にシワが寄ってしまうときがあるのですが、そういう表情はステージ上ではなるべく避けて常に笑顔でいたいものです。

H ZETT KOU ライブ中はいろいろな事が起こるのでドキドキワクワクの連続です。でもそれが楽しいんです。あとは何かひらめいたらフルスウィングするようにしてます(笑)

 

-楽器を弾き始めたのは、いつ、どんなきっかけからですか。また、どのように腕を磨いてこられたのでしょうか。

H ZETT M 家に楽器があり、それに興味を持ち弾き始めたらしいのですが、どのように腕を磨いたか、は毎日丹念によく洗うことですね。ちゃんと泡立ててしっかりと。

H ZETT NIRE 高校の軽音楽部に入ってエレキベースを始めました。その後、大学のジャズサークルに入ってウッドベースに転向して、ピアノやサックスの先輩を捕まえては一緒にセッションしてもらう、というのを繰り返してました。もっとも、楽器を練習するのは授業をサボっている昼間の時間で、夜はサークル仲間と飲みに行ってばかりでした。

H ZETT KOU 小学生だった少年H ZETT KOUは毎月近所で催される祭りが好きでした。夕方に祭り太鼓の音が遠くで聞こえると一目散に駆けていき「おじさん、あの太鼓、オラに叩かせてけろ!」と。
それからは中学、高校と叩いて音の出るものは何でも叩きました。授業中に机を必死に叩きリズム感を磨く僕に先生はよく「テンツクテンツクウルサイ!」と叱っておりました。それが太鼓との出会いから腕を磨く前半です。

 

-さまざまな音楽のジャンルがある中で、今のH ZETTRIOの音楽ジャンルを選んだのはどうしてですか。

H ZETT M いろいろと遍歴があり、こうなっています。さまざまなジャンルがあり、それらが好きで、自分ができることを含めやっていたら今のスタイルに、という感じです。

H ZETT NIRE 最初にジャズに興味をもったのは、高校の図書館で見たチャールズ・ミンガスの映像でしょうか。相撲取りのような巨漢が悪人面でパワフルに演奏する姿が印象的でした。「ワルい音楽だなあ」と思いました(笑)

H ZETT KOU 特に選んだつもりはなく、気がついたらこうなってました(笑)

 

-ほかの2人のメンバーについて「すごい」「おもしろい」と思うところを教えてください。

H ZETT M  H ZETT NIREさんは42.195km走るのがすごい。
H ZETT KOUさんはよく物をこぼすのですが、頭を冷やそうとしたアイスコーヒーを背中にこぼしてしまうのがすごい(おもしろい)。

H ZETT NIRE 2人ともライブの時の瞬発力がすごいと思いますね。なんか面白いことを思いついたらすぐやっちゃうみたいな。それが小さな会場でも、Logosみたいな大きい会場でもやってしまうところが良いと思います。

H ZETT KOU H ZETT Mさんはお笑いに割と詳しくて、僕なんか聞いた事がない面白い芸人さんとかを知っている。
H ZETT NIREさんはライブで演奏に集中し過ぎて、額のちょうど真ん中を蚊に刺された。それでも微動だにせず演奏に集中し続けた。ミュージシャンの鑑。

 

 -H ZETT Mさんが作曲を担当されていますが、曲を完成させるまでにほかのお2人の意見なども参考にしていますか。

H ZETT M やはり実際音を出してみると、思っていたものや打ち込みのデモなどとは違うものになるので、そこは完成への道として意見は重要なところです。

-H ZETT NIREさん、H ZETT KOUさんは、何か意見などを伝えていらっしゃるのでしょうか。

H ZETT NIRE 自分のパートに関してこっちの方が良いんじゃないかみたいなのがあれば、伝えることもありますね。ただ、言葉で言わないでさっそく弾いてしまうことの方が多いです。

H ZETT KOU 一度演奏してみてから他のパターンなどを試す事もありますし、また何か思い付いたらそれも試してみたりします。

 

 -モントルー・ジャズ・フェスティバルへの出演、リオ五輪閉幕式での楽曲使用などで、着実に活躍の場を広げていらっしゃいますが、特にH ZETTRIOの活動に勢いが付いたと思う出来事は何ですか。

H ZETT M 「Beautiful Flight」という曲をレコーディングした時に、その帰り、エレベーターでH ZETT KOUさんが「こりゃいいですね」と言った時ですかね。

H ZETT NIRE その2つの反響はとても大きかったかもですね。その後、ライブに来てくれるお客さんの層が一気に広がった気がします。
今われわれが出演している「SPEED MUSIC-ソクドノオンガク」というテレビ番組も、毎週カバー曲を披露してるのですが、放送後にYouTubeに映像をアップする、という実験的なこともやってます。ぜひ見てください。

H ZETT KOU モントルー・ジャズ・フェスティバル出演は勢いがついたという意味ではそうかもしれません。出演してから親戚のおじさんが「KOUは世界3大ジャズフェスの1つに出たんだ」と毎年うれしそうに申しております。

-小さな子どもから大人まで、プロ・アマ問わず、幅広い人たちを惹きつけていると思いますが、ご自身ではH ZETTRIOの魅力についてどのように考えていますか。

H ZETT M 魅力は何でしょうか、反射神経というか敏捷性、例えば反復横跳びが早いとかそういう感じなのではないでしょうか。心地よいところにスッと収まりたがりというか。

H ZETT NIRE ずばり鼻じゃないでしょうか!(笑)。
まあ見た目がこんななのでぜひ笑ってやってください、みたいなゆるいリラックス感はあるかもしれません。

H ZETT KOU やはり鼻に特徴があるのが大きいのでしょうか。H ZETT KOUは銀色ですよ。

 

-「MESHI KUTTE YEAH!」などユニークなタイトルの曲もありますね。福岡で好きなMESHI(食べ物)、印象に残っていること、行ってみたい場所などあれば教えてください。

H ZETT M ほんとに食べ物のレベルが高くてワクワクします。もつ鍋やらをはじめ・・・いろいろなところをマークしてます。この前1人でパフェ食べましたよ。

H ZETT NIRE 自分はランナーだったりするので、福岡のランニングスポットですね。大濠公園と、ヤフオク!ドーム周りの海沿いは気持ち良く走れるので、時間があればまた行きたいです。逆に、おすすめランニングスポットがあったら教えてください。

H ZETT KOU 12月15日の福岡公演後はモツ鍋で温まるのも良いな~と、個人的は思っております!

 

-2018年を締めくくるライブツアー「Feel Good!!!18/19」。福岡公演は12月15日(土)に予定されていますが、どんなライブにしたいですか。意気込みを教えてください。

H ZETT M もうすでにワクワクが止まりませんが、楽しみたいと思います。弾きますよ~。「あぁ、これがH ZETTMなのか」「なるほど、これがH ZETTRIOなのね」というのをお見せしたいと思います。

H ZETT NIRE 福岡の皆さんには活動の最初のころから応援していただいてます。感謝の気持ちを込めて、良いライブにしたいと思ってます。福岡では初のホール公演となるので、ライブハウスでの公演に来てくれたこともある方もぜひ遊びに来てほしいです。

H ZETT KOU 今のH ZETTRIOをじっくり堪能できるライブにしたいです! 新曲もやるよ!

-最後に、今後の目標や夢を教えてください。

H ZETT M 筋力アップを目指したいですね。ガッシリとたくましい腕でフォルテッシモ(強い音)もピアニッシモ(小さな優しい音)も悠々とカバーする鍵盤を弾くマシーン(機)になりたいな。あとはCROSS FMの毎週土曜日夜11時からやっているラジオも!

H ZETT NIRE 新しいことにどんどん挑戦して、活動の幅を広げていきたいですね。来年は1月に新曲「Journey」をリリースして、12カ月連続でシングル曲を配信しようとも考えております。皆さんをもっとびっくりさせたいです! 個人的にはフルマラソンサブ4(4時間切り)です。

H ZETT KOU トリオの筋肉、柔軟性をさらに高めていきたいですね! 福岡に世界最速のバッティングセンターがあるらしいですね。時速230km?! いつか行ってみたいです。

 

H ZETTRIO 「Feel Good !!! 18/19」福岡公演
日時:12月15日(土)  16:00開場、17:00開演
場所:都久志会館(福岡市中央区天神4-8-10) 
問い合わせ:BEA
電話:092-712-4221

2019年1月1日(火)、 配信限定シングル「Journey」リリース
Beautiful Flight」「MESHI KUTTE YEAH!」のYoutube
SPEED MUSIC – ソクドノオンガク」の公式サイト
H ZETT M ~HAPPY SATURDAY NIGHT~」の公式サイト
Feel Good!!!18/19」H ZETTRIO公式サイト

※情報は2018.11.15時点のものです

なかやま

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