5歳児の鉄オタ男子の叫び!「僕はこだまに乗りたい!」

 夢の時速500km、東京-大阪間を約1時間でつなぐ、リニア中央新幹線の工事が開始されました。完成は、2027年となんとも気の長い話ですが、20代からアラサーへと光の速度で駆け抜けていったので、リニア開業もすぐに訪れることでしょう。こんなリニアの実現も夢でなくなったこの時代に、あえて新幹線こだまに乗りたいと主張する男の子がいたのです。

iStock.com/SIphotography

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 少し前のことですが、「今年のお正月の帰省は、えらく大変だった…」とぼやいている友人がいました。彼女は、5歳男児と3歳女児のママです。2人の子どもたちが、赤ちゃんの頃と違って、ベビーカーなどは不要で、荷物も少なくてすむでしょうし、聞き分けがよい年齢です。何がそんなに大変だったのでしょうか。

 それは、鉄道大好き、新幹線マニアの“鉄オタ男子”のワガママが、きっかけでした。

 友人の住む福岡から、実家の大阪まで、どうやって帰ろうかと調べていた時のこと。福岡空港から伊丹空港への飛行機に乗れば、約1時間で到着します。けれど、半年前に飛行機で帰省した際には、飛行機が飛び立つ瞬間に娘が「怖い! 耳が痛いー!」と騒ぎ、大変でした。

 やはりここは新幹線が無難かな…と、新幹線のぞみのチケットを、ネット予約しようとサイトを見ていたら、息子が待ったをかけました。

 「なんで、いつも新幹線のぞみなの!? 僕はずっと新幹線こだまに乗りたいって言ってるのに、母さんはいつだって僕のお願いを聞いてくれないんだ!」と怒っています。

 そもそも、博多駅から新大阪駅まで、のぞみに乗れば、約2時間30分で到着します。5歳と3歳の子どもなら、駅弁を新幹線の中で食べたり、車窓を見ていたり、絵本を読んでいれば、あっという間に到着する乗車時間です。ところが、こだまに乗ると、なんと博多駅と新大阪間の乗車時間が、4時間10分~5時間もかかるのです。

 たしかに鉄オタの息子は、以前から「こだまに乗りたい」とおねだりしていましたが、とにかく時間がかかるので、とりあっていませんでした。5時間も、新幹線の中で何をして過ごせばいいというのでしょう。勘弁してほしいと思いながらも、子どもの言い分も聞こうと、「なぜ、こだまに乗りたいわけ?」そう尋ねると意外な答えが返ってきました。

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