残念! 緊張した義父の口から飛び出したモノ

 自他共に認める、極度のあがり症である義父。普段は無口でどちらかといえばクールな雰囲気。しかし人生における大事な場面になると、その緊張しいの本領を発揮し、予想だにしていないことをやらかしてくれます。

iStock.com/Boris_Kuznets

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 義理の妹の結婚が決まり、初めて両家が顔を合わせた食事会でのことです。私も参加したのですが、やはり緊張するもので、全員が落ち着かない様子でした。しかし義父のそれは、こちらが思わず冷静になってしまうほどの緊張ぶり。ずっと頬に手を当ててウーンとうなっているのです。額には冷や汗のようなものがにじんでいます。

 思わず、夫に「大丈夫なの?」と尋ねましたが、「いつものこと」だと一蹴、気にもしていません。夫の言葉通りなのか、義母や主役である義妹も心配するそぶりはありませんでした。

 いよいよ食事会スタート。義妹とその彼を中心に会話が広がり、徐々に場の雰囲気は和らいできました。そんな中でも、義父は頬に手を当てて「うん、うん」とうなずき、ひたすら目の前のビールを勢いよく流し込むばかり。一向に口を開かない義父に業を煮やした義母が、テーブルの下で膝を小突いてけしかけました。

 「あの~お休みの日は何を…」 義父が久方ぶりに口を開いた瞬間!

 ポロッ…コロコロコロ…!?
 
 緊張を隠そうとしたのか、いつもの1.5倍の声量で話し始めた義父の口から、何かがとポロッとこぼれ落ちたのです。義父は慌ててその落ちたものを回収したのですが、その場にいた全員の目が点に。

 ごまかそうと話を続ける義父でしたが、声が上ずってしまっています。お酒もだいぶ進んでいたので、ろれつが回らず、話の半分ぐらいは聞き取れません。義父家族が苦笑いしながら話題を変えてその場を収めました。

 食事会終了後、義父の落としたものが判明しました。

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