子育て中のお父さんに読ませたい本! 「最強の『お父さん道』」

 「疲れてるから、今は話しかけるな」
 「お前はいつも、かけっこがビリだなぁ」
 子どもにこんなことを言ってしまっているお父さんは、多いのではないでしょうか。

 そんなお父さんに、ぜひ読んでもらいたい本。

 それがこの「子どもが自慢したいパパになる 最強の『お父さん道』」(向谷匡史・著、新泉社、税込み1,620円)です。

 著者の向谷匡史さんは、僧侶で空手道場の館長、保護司(犯罪をおかした少年たちの更生に関わるボランティア)として、長きにわたり、さまざまな子どもたちに接してきました。
 これらの経験から導き出した「お父さん道」を、特に小学生までの子どものいるお父さんに向けて紹介しているのが、本書です。

 具体例を交えた、数々の「お父さん道」は、すぐに取り入れられそうなものがたくさん。

 冒頭のように「疲れてるから、今は話しかけるな」と言ってしまうお父さんには、「疲れていれば子どもの会話は耳をスルーさせながら、『ホーッ!』『ヘェーッ!』『すごい!』『まさか!』と感嘆の相槌を打ってやるだけで、子どもは大満足」と説きます。

 そして、「お前はいつも、かけっこがビリだなぁ」なんて言ってしまうお父さんには「結果だけで評価するのは子どもの心を傷つけてしまうことを、お父さんは肝に銘じるべきだ」。

 他にも、「道場を開設して二十一年間、時代は変われども、その時々の子どもたちのほとんどが『うちのパパはすごいんだよ』と自慢する。『うちのママはすごいんだ』という“ママ自慢”はほとんど耳にすることがないから、子どもにとってお父さんは仰ぎ見る存在であることがわかる」。
 そのため、「友達に胸を張れる“パパ自慢”を子どもに与えてやるのは、お父さんの義務」と、向谷さんは説きます。
 ママ自慢はほとんどない…とは、世のお母さんたちには少々残念ですが、お父さんの役割とは、こういうところにあるんですね。

 さらに最後の章は、空手道場の館長らしく、家族連れで外出するお父さんの危機管理が説かれています。
 とはいえ、「護身の基本は『対処』より『回避』」として、危険を察知して回避するワザの数々が紹介されているので、戦うのが苦手なお父さんでも、大丈夫。

 「子どもを自慢するのではなく、子どもに自慢されるお父さんになってほしい」という向谷さんの、熱い思いが詰まった本書。
 ぜひ、子育て中のお父さんに勧めてみてくださいね。

 

子どもが自慢したいパパになる 最強の「お父さん道」
向谷匡史・著、新泉社、税込み1,620円
新泉社公式サイト

※情報は2019.5.31時点のものです

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