無理! 子どもの歯がきっかけで ママ友と疎遠に

 幼い頃、歯医者さんに行くのが嫌で嫌で、泣きながら虫歯の治療を受けた…。そんな記憶、皆さんにもありませんか? ところが最近の子どもはあまり虫歯がないのだといいます。1日3回、食後の歯磨きの徹底や、フッ素配合の歯磨き粉やうがい薬で予防することで、虫歯は一切ないというお子さんも珍しくありません。逆に虫歯だらけの子どもがいると、申し訳ないのですが、内心ギョッとしてしまうのです…。

iStock.com/weareadventurers

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 先日、ママ友と距離を置こう、フェードアウトしようと思う出来事がありました。きっかけになったのは、子どもの歯のことです。

 ママ友は、快活で話の面白い方なのですが、子どもが風邪をひいても病院に連れて行かなかったり、予防接種を受けなかったりなど、自分とはちょっと合わないかな?と、引っかかるところがありました。しかし子ども同士は仲が良いのでお付き合いをしていたのですが…ある時気付いてしまったのです。

 ママ友の子どもの歯が、虫歯で真っ黒なことに。

 ある日、公園で子どもたちを遊ばせていたら、ママ友の子が駆け寄ってきて、にっこりとかわいい笑顔で「おやつの時間はまだ?」と聞いてきました。時間はもうすぐ午後3時。「そろそろおやつにしようか。みんなを呼んできて」と答えたその瞬間、「おや?この子、もう乳歯が抜けているのかな?」と口元に違和感を感じました。

 乳歯から永久歯へと生えかわる時期は、個人差がありますが、6歳ごろだと言われています。実際わが家には、6歳の娘と4歳の息子がおり、娘の同級生たちは、幼稚園の年長さんから小学校1年生にかけて、“歯抜けさん”が増えていきました。しかしママ友の子は4歳。同い年の息子や息子の同級生で歯が抜けている子は、まだ1人もいません。

 「4歳で歯が抜けるなんて珍しいな。しかも前歯がほとんど抜けてる?!」とまじまじと、ママ友の子の顔を見ると、歯が抜けているのではなく、虫歯で真っ黒になっているのでした。

 前歯はほとんど真っ黒で、溶けて削れてしまっているよう。下の歯も見える限りで3~4本の歯が黒くなっています。まるでお歯黒のように歯全体が真っ黒なので、パッと見、歯がほとんど抜けているように見えたのでした。

 こんなに虫歯だらけで痛くないのでしょうか。子どもたちにおやつを配りながら、ママ友の子がどうやっておやつを食べるのか見ていると、前歯がないので口の横から入れて、すぐに飲み込んでいます。他の子どもたちがまだモグモグとやっているところ、ママ友の子は、あっという間におやつを飲み込み、遊びに行ってしまいました。

 子どもたちがみんな、おやつを食べ終わっていなくなったのを見計らい、ママ友にそっと尋ねました。「○○ちゃん、歯が虫歯になってない? 大丈夫?」

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