
寂しかったのは私だけ!? 娘のとある卒業
子どもの成長を感じるのはうれしいことですね。だけど時々涙が出ちゃう。そんなことはありませんか? 初めての歯に気付いたあの夜も、振り返らずに保育園のお部屋に入っていく背中を見送ったあの朝も、うれしさの反面チリチリッと胸の痛みを感じた私ですが、最近もまた涙を流した出来事がありました。
わが家は娘が生まれてからずっと、夫と娘と私とで3人並んで寝ていました。いわゆる「川の字」というやつです。しかし娘も10歳になり、先日ベッドを購入することになりました。何しろ今年は学校行事のキャンプもあり、1人で眠るくせをつけておかないといけないと思ったのです。
娘はもちろん自分だけのベッドに大喜び。そして娘の隣で夜中に蹴飛ばされたり、布団を引っぺがされたりして全く安眠できなかった私にとっても、ベッドの購入はうれしいことでした。いざ、その時が来るまでは。
組み立てたベッドにシーツをかけて、うれしそうに寝る時のシミュレーションをしている娘を見ていると、私は急激に寂しくなってしまいました。
「あれ? もしかして今日から別々に寝るの?」
私にとってその日は、たまたま時間があったのでベッドを組み立てただけでした。ですから川の字からの卒業はまた別の日になる、となんとなく思っていたのです。だけどどうやら昨夜が最終日の様子。娘はベッドデビューにワクワクしているし、夫も娘の独立を喜んでいます。そうなると私も覚悟を決めるしかありません。
でもそうは思っても、「もうこれからは、あの柔らかくて温かいのが夜中にもぞもぞ潜り込んで来ることはないんだ」と思うと、私の胸は息ができないほど苦しくなりました。
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