「死ぬかと思った」おばあちゃんが遊びに来ないと知った幼稚園息子の悲劇

 息子が幼稚園のとき、あることが原因で119番に電話して、救急車が出動しかねない事態になりました。当時の対処法とその原因を詳しくお話しします。

iStock.com/ridvan_celik

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 息子が幼稚園年中のときの話です。園から戻った息子が家でおやつを食べながらテレビを観ていたとき、私の母から電話がありました。

 息子はおばあちゃん(母)のことが大好き。私によりも懐いているのでは? と思うくらいです。母はこの日の翌日、私とランチをした後、息子に会う予定になっていたので、待ち合わせの連絡かなと思っていました。

 ところが、母からの用件は急なキャンセル。それも用事ができたわけではなく、なんとなくやめようかなという理由でした。新幹線で1時間の距離なので、おっくうになってしまったのでしょう。

 孫に会いたくても、高齢者にとって移動は疲れるものです。その気持ちは分からなくもありません。そこで息子には理由は言わず、「明日は、ばーば来れなくなっちゃったんだって」とだけ告げました。

 すると、息子は「ギャーッ」と泣きだしました。そして、間もなく「ウッ」と息を詰まらせて、苦しそうにもがき始めました。そのときになめていたあめを、泣いた拍子に喉に詰まらせてしまったのです。

 言葉も出せず、窒息寸前のようで、息子の唇はどんどん紫色になっていきます。私は、慌てて背中をたたいたり、逆さにしたりして、思いつく限りのことをしました。けれども顔色は悪くなるばかり。このままでは死んでしまうのではないかと私は半ばパニック状態になりました。でも、命がかかっているので、途方に暮れている暇なんてありません。

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