わが子の口が緑色に! 真夜中のヒヤリ怪談

 育児中は思いがけないことの連続です。良いこともたくさん、そうじゃないことも…。私が乳幼児を育てる新米ママだった頃の、ある真夜中に起きた忘れられない出来事です。

iStock.com/LeManna

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 わが子が1歳になる前の話です。ハイハイを始め、つかまり立ちもできるようになって目が離せない時期でした。ある夜のこと、寝かしつけようとしてもぐずってなかなか寝てくれず、夜泣きが始まりました。私は睡魔と格闘しながら付き合っていました(選択肢はこれしかありません)。

 抱っこしても、あやしても、おっぱいをあげてもなかなか寝てくれない。座って抱っこしてもらちが明かない。でも立ち上がってゆらゆらして揺らしていたら、いい感じに目を閉じています。

 「やっと寝た!」とめちゃくちゃうれしくて飛び上がりそうな気持ちを抑えて、そーっと布団に寝かせますが、その途端にぱっちりとわが子の目が開く…。仕方なくまた立ち上がって、ゆらゆら~。延々と続くこの繰り返しに、もう睡魔と戦う気力も体力も限界。私はこの夜、初めて寝落ちしてしまいました。

 ハッと我に返ったとき、私はどこか懐かしい匂いに包まれていました。

 「何の匂いだっけ?」と思いつつ傍らを見ると、添い寝しているはずのわが子が隣にいない! びっくりして、薄明かりの部屋を見回すと、わが子は部屋の隅で座り込んでいました。そして起きた私に気づいたのか、ハイハイで寄ってきてくれました。慌てて抱っこして顔を見ると、懐かしい匂いはわが子の口元からしていたのです。

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