「なんで言わないとやってくれないの!」指示待ち夫にストライキ

 会社での勤務態度は分かりませんが、私の夫は家事育児においては「指示待ち人間」でした。
 「あれして」「これして」と私が指示を出さないと、ソファに横になったまま動かない夫。褒めても怒っても変わらなかった夫が、あることをきっかけに、自ら進んで家事育児をしてくれるようになったのです。

iStock.com fizkes

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 現在1歳を過ぎた娘がまだ生まれる前、「子育ては2人でしようね」と私の膨らんだおなかを触りながらつぶやいていた夫。自治体が開催する産前学級にも自ら進んで参加するなど、イクメンの片りんを見せていました。しかし、いざ娘が生まれてみると…期待は見事に裏切られたのです。

 娘のオムツ替え、着替え、ミルクづくり、お風呂後の着替え、いつ起こるか分からない夜泣きの対応…。すべて、私が「○○をとって、△△してから××しといて」と事細かに頼まない限り、動いてくれなかったのです。ソファに寝転んでテレビを見るか、スマートフォンのゲームアプリをいじってばっかりでした。

 育児は、私だって初心者なのに…。娘が生まれた瞬間から、いや応なしに「親」になるわけで。ミルクの適量は分からないし、眠っている娘がちゃんと息をしているのかどうか毎晩不安なのです。

 娘の生活リズムを考えながら家事と育児をこなしつつ、夫に対しては、私が手の回らない家事や娘の世話のお願いと具体的な指示、そしてアフターフォローまで入れなければならないような毎日が過ぎました。産後の睡眠不足によるストレスやホルモンバランスの崩れもあり、夫には「なんで言わないとやってくれないの!」と何度もキレました。夫は「ごめんね、気を付ける」とは言うものの、一晩たてば元通り。何にも変わりません。

 私の立場を分かってもらおうと、仕事に例えて話してみました。入社したその日に仕事を次々と与えられたにもかかわらず、いきなりチームリーダーに指名され、アタフタしながら部下の面倒を見ているようなものだ、と。すると夫は、「すごいね。仕事でスキルとして生かせるね」と、なんとも肩透かしの答え。

 めげずに私が「オーバーワークだし、チームとして破綻している! せめて、対等な関係でタスクを分担して試行錯誤するチームにしたい」と伝えると、今度は「男に『察する』ことは期待しないで。言葉で言ってもらわないと分からない」との返答。いやいや、誰も、察せよとは思っていません。「自分の頭で考えて動けよ。仕事も同じだろ」と心の中でぼやきました。

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