おひさまやDays ~ 木のおもちゃと暮らす日々 <第2回>

 みなさま、こんにちは。福岡県新宮町の「木のおもちゃ・おひさまや」の坂本秀子です。10月に入り、涼しく感じるようになりましたね。私にとって秋の楽しみの一つが「オクトーバーフェスト」です。ドイツのビール祭りとして知られていますが、福岡市では冷泉公園(同市博多区)で開かれます。全天候型の巨大テントが設置され、来場者はビールを手にバイエルン地方の民族音楽を奏でる楽団と一緒に「乾杯の歌」を歌うなど、ドイツさながらの雰囲気を味わえます。ソーセージやザワークラウトなど、フードも楽しめますよ。
 さて今回は、生まれてまもない2、3カ月から歯が生える頃までの赤ちゃんにぴったりな「初めてのラトル」をご紹介します。

はじめてのガラガラは、細身で軽いものがおすすめです(写真:ブラザー・ジョルダン社提供)

初めてのガラガラは、細身で軽いものがおすすめです(写真:ブラザー・ジョルダン社提供)

 生まれたばかりの赤ちゃんの手は、いつも小さな握りこぶしを作っています。大人の指をそっとつかませるとギュッと強い力で握ってくれてうれしくなります。2、3カ月ぐらいから、赤ちゃんに「ラトル(ガラガラ)」を握らせることで感覚を刺激します。
 美しい音、心地よい手触り、きれいなデザイン…大人の感性をもくすぐり、「すてきだな」と感じられるものを選ぶことが大切です。

生後2、3カ月頃からのラトル
 握る力が弱い頃は、ラトルを顔の上に落としてしまうことがありますので、布のラトルが1つあると安心です。ふわりと優しい布のラトルは軽く、痛くありません。よだれや手汗で汚れた時に洗える物を選びましょう。
 おすすめは、オーガニックコットン100%にこだわって人形を作っているナンヒェン社(ドイツ)の布製ラトル。振るとやさしい鈴の音がします。人形は愛らしくやさしい表情をしています。とても握りやすい形です。

左から、NAラトル・キャロット15cm、レッド17cm、ストロベリー15cm、バナナ17cm

左からNAラトル・キャロット(15cm)、レッド(17cm)、ストロベリー(15cm)、バナナ(17cm)

生後3、4カ月頃からの木製ラトル
 3カ月ぐらいになったら、赤ちゃんの手にちょうどよい小さめの木製ラトルを用意しましょう。

「ティキ」ネフ社・スイス9cm

「ティキ」ネフ社(スイス)

 私がわが子に最初に買ったラトルは、ネフ社(スイス)の「ティキ」でした。長さは9㎝ほどで青、赤、緑の玉が付いています。小さな手にすっぽり収まるサイズで、息子も娘も3カ月ぐらいから握りました。実は、日本の乳児の手に合わせてデザインされたラトルで、ネフ社の他のラトルと比べるとほんの少し軽く感じます。

「ティキ」を握っている娘の手。指先にしっかり力が入っています。

「ティキ」を握っている娘の手。指先にしっかり力が入っています。

 キノコのような、不思議な形のラトルです。玉はひもでしっかり固定されていますが、少し遊びがあるので振ると玉がぶつかりあって音がします。この玉をほおばってなめるのが、赤ちゃんたちのお口に心地よいみたいで、お客さまから「歯が生えてからも欠かせない」とおっしゃっていただきます。出産祝いにもおすすめです。

 軽めのラトルを他にもいくつかご紹介します。

「ロンビーノ」セレクタ社・ドイツ直径10cm

直径10㎝ほどの「ロンビーノ」

 「ロンビーノ」(セレクタ社・ドイツ)は、形の違うパーツがゴムひもでつながったラトルです。白木の部分が細めなので、しっかり握れます。

直径10㎝ほどの「ロンビーノ」

直径10㎝ほどの「ロンビーノ」

 「リングリィリング」は直径8㎝、木製と思えないほど軽いのが特徴です。丁寧な仕上げで表面がすべすべ。とても心地よい感触です。歯が生え始めたころの「歯固め」としても大人気で、振ると3色のリングが触れ合って、カチャカチャとかわいい音がします。

 次回は、握る力がついてくる5、6カ月頃の赤ちゃんにおすすめのラトルをご紹介します。

木のおもちゃ・おひさまやホームページ

※情報は2019.10.9時点のものです

木のおもちゃ・おひさまや 坂本秀子

絵本とおもちゃの専門店「木のおもちゃ・おひさまや」(福岡県新宮町)代表。2001年に認定NPO法人芸術と遊び創造協会「おもちゃコンサルタント」取得。子どもと育ち総合研究所「おもちゃコーディネーター®」、オランダ政府教育機関Cito認定ピラミッドメソッド国際教師などを取得。

九州各地で乳幼児講座、子育て支援者養成講座、子育てサークル勉強会の講師として、子どもと遊びについて講演。内容は「子どものからだ、こころ、あたまが育つおもちゃ選び」、「おだいどころであそぼう(親子でみそ作り)」、「おとなの遊び力を伸ばす!積み木の会」など、親子で一緒に受講する遊びワークショップ形式も。新聞、テレビ、雑誌などメディアからの取材も多い。

乳幼児のおもちゃだけでなく学童保育、療育教室、フリースクール、PTAイベント、高齢者施設などでのおもちゃ、ボードゲーム選びも得意とする。特に、夏休みには福岡県内の小学校から「おひさまやドイツゲーム会」の依頼が殺到し、抽選で訪問校を決めるほどの人気。

家族は夫、息子(大学生)、娘(高校生)。

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