福岡市動物園にいる国内最高齢のサイやバクに会ってきました!

9月19日は敬老の日。この時期、人間界では元気なお年寄りの「長生きの秘訣」が話題になりますが、動物の世界のお年寄りはどんな暮らしをし、飼育員の方はどんなことに気を付けているのでしょうか。そんな素朴な疑問を胸に、福岡市動物園を訪ねてみました。

国内最高齢の動物たち

福岡市動物園には、国内最高齢とされる動物が3匹いるそうです。

ミナミシロサイのオス「ロック」(雄の中で最高齢の44歳)

ロック

ロック

マレーバクのオス「ジュリ」(28歳)

ジュリ

ジュリ

ツシマヤマネコのメス「フミ」(19歳)

フミ

フミ(提供:福岡市動物園)

フミは、隠居生活に入っているそうですが、ロックとジュリは年齢を感じさせない元気な姿で来園者を楽しませています。

高齢動物のケア

飼育下での動物の平均寿命は個体数が限られ、不明な点もありますが、一般にサイは40代半ば、マレーバクは20代半ばとされています。寿命を考えると、ロックとジュリは立派なおじいちゃん。目に見えるほどの衰えは感じられないものの、ロックは約1週間前に前歯が脱落、ジュリは最近目に傷が入るなど不具合はあるようです。

脱落したロックの前歯

脱落したロックの前歯

 

目薬をさしてもらうジュリ

目薬をさしてもらうジュリ

高齢動物のケアは、飼育員の日頃の注意と配慮が欠かせません。ロックを担当する濱田美咲さんは、歯の負担を減らし、消化しやすくするために餌を細かく刻み、定期的な血液検査を実施。

食べやすいように細かく刻まれたロックのえさ

食べやすいように細かく刻まれたロックのえさ

濱田さんは「ロックは穏やかな性格で人見知りをしないので、検査を嫌がることもない。健康の秘訣は、こうしたおおらかさだと思います」と話していました。

ロックに餌をやる濱田さん

ロックに餌をやる濱田さん


ジュリは同じマレーバクのオスのジュムリ(20歳)、メスのユメコ(25歳)と一緒に飼育されています。福岡市動物園では、ジュムリとユメコによる繁殖に期待しているそうですが、以前、ユメコの発情にもっとも反応したのはジュムリではなく、ご高齢のジュリだったとか。飼育員の伊藤姿子さんは「共同生活の刺激がジュリの若さの秘訣かもしれません」と話していました。

元気に駆け回るジュリは、ブラッシングされると急に動きを止め、気持ちよさそうに休みます。

元気に駆け回るジュリは、ブラッシングされると急に動きを止め、気持ちよさそうに休みます。

 

伊藤さんとジュリ

伊藤さんとジュリ

フミは一般公開されていませんが、7年連続で11匹の子どもを出産した「ゴッドマザー」。飼育員の永尾英史さん、河野美和さんによると、フミはえさもしっかり食べるし、現在はのんびりと日なたぼっこをしながら隠居生活を楽しんでいるそうです。

敬老の日特別ガイド

福岡市動物園では敬老の日にちなみ、19日午前10時にロック、午前11時にジュリの特別ガイドが開催されます。

ガイドを受けるだけでなく、ロックへのタッチングやジュリへのブラッシングも体験できるそうです!(定員30名、希望者多数の場合は抽選)

ぜひお楽しみください。

※情報は2016.9.17時点のものです

福岡市動物園

住所福岡市中央区南公園1番1号
TEL092-531-1968(総合案内所)
URLhttp://zoo.city.fukuoka.lg.jp/

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