「え?なにあれ?」初孫誕生にフィーバー!義親の“おかんアート”に困惑

Cathy Yeulet/Hemera/Thinkstock

おかんアートーそれは時間を持て余した中高年が、情熱をかたむける工作・手芸作品のこと。牛乳パックのペン立てや、軍手で作ったぬいぐるみ、チラシを編んだカゴなど、実家に帰るたびに増殖する手作り作品を、誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。センスはないが、愛情がたっぷりとつまった、おかんアートに、頭を悩ませている友人の話を聞いてください。

良好だった友人Aと義親の関係が、一転したのは、子どもの誕生がきっかけでした。

出産以前は、お互いを気遣い、ほどよい距離感を保ちながらお付き合いができていたのですが、待望の初孫の誕生にフィーバーしてしまった義親。図々しくズカズカと踏み込んでくるようになりました。

 

義親は、陣痛の真っ最中に病院を訪れて、何時間も居座ったり、出産直後に赤ちゃんを抱いて、離さなかったりと、産後ナイーブなAの地雷を踏みまくり。退院後も、毎日のように「今日の孫ちゃんの様子はどうですか?写真楽しみにしています」と、写真や動画を送ってこいと言うので、すっかり義親が苦手になってしまいました。

 

さらに赤ちゃんが生後3ヶ月を過ぎると、いつ義親の家に連れてくるのかと催促の嵐。なにかと理由をつけて断り続けていましたが、義親から「孫の顔を見れないなら、そちらに泊まり込みで遊びに行く!せっかくだから1週間くらい滞在したい」と言われて、赤ちゃんが生後半年になる頃、重い腰をあげて義実家を訪問することになったのです。

 

訪問当日、車で義実家に向かい、玄関が見えた途端、Aは思わず声をあげてしまいました。

「え?なにあれ?」

玄関先に大きな白い布が垂れ下がっています。よく見ると、それは古いシーツに、手書きで色とりどりの文字が躍る、横断幕でした。

 

「大歓迎!!孫ちゃん!じいじばあば家へようこそ!」

 

通りかかった人達は「わ!こんなところに横断幕!」とクスクス笑っています。

Aは恥ずかしさのあまり、旦那に「あの横断幕、はやく外してきて!!」と頼み、赤ちゃんを抱っこして、義実家に駆け込みました。

 

玄関をあけて「お義父さん〜!お義母さん〜!お邪魔します。孫ちゃん連れてきましたよー」と声をかけると、奥から、手作りのアンパンマンのお面をつけた義父が現れて、Aは腰をぬかしそうになりました。

 

「よく来た!よく来た〜〜!じいじが抱っこしよう!おぉーおぉー可哀想に。長旅で疲れて、泣いてるんじゃな」

 

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アンパンマンのお面をつけたまま、義父は、Aからもぎとるように赤ちゃんを抱っこします。

突然、変なお面の人に抱かれ、赤ちゃんはパニック状態でギャン泣き。それを見て、これまた手作りのドキンちゃんのお面をつけた義母が「抱き方が悪いのよ!」と奪い取り、さらに泣き声は加速。

 

横断幕を回収して、小脇にかかえたAの旦那は「父さん、母さん、何してるんだよ・・・怯えさせるなよ・・・」と呆れたように呟きました。

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