【福岡の常識】安易に食べると歯やあごにダメージ!?北九州の硬派なパンとは?


北九州市といえば「鉄都」。日本で初めて官営八幡製鉄所が建設されたのが、いまも北九州っ子の誇りです。

その鉄都にふさわしい食べ物として必ず名前が挙がるのが「くろがね堅パン」。
「くろがね」とは鉄の意味です。鉄都にふさわしいネーミングでしょ。でも名前だけじゃありません

その硬度もまさに鉄クラス。覚悟なしに口に入れると、歯とあごが確実にダメージを受けます。

そんな硬派なパン、見た目は大判のビスケットのようですが、どうやって食べるのかって? 

大丈夫。手でひとくちサイズに割って、口の中に放り込み、唾液でふやけた端の方から少しずつかじっていきます。これがマイベストな食べ方。
コーヒーやお茶、牛乳にひたして柔らかくする人もいます。硬さだけでなく味も一級品、ほんのり甘くて癖になります。

くろがね堅パン製造元の「スピナ」は、八幡製鉄所の売店(購買会)が源流です。もともと大正時代に製鉄所の作業員の補給食として販売されたのが堅パン。

鉄のように硬いのは保存をよくするため、水分を極力少なくしたからです。最近では非常用の保存食としても重宝されているようです。
柔らかいものばかり食べてあごの発達が悪いと言われる、最近の子どもたちのあご強化にも効果があるかも。何しろパッケージには「健康はアゴから」としっかりうたっていますから。

他県へのお土産にも最適です。明治以降の日本の近代化を支え、2015年には世界遺産に登録された官営八幡製鉄所と、その関連施設。くろがね堅パンをきっかけに、さりげなくウンチクを披露し、北九州自慢をしちゃいましょう。

※情報は2017.11.2時点のものです

Nisshin

30年近い新聞社勤務を経て、現在は児童福祉施設オーナー兼フリーライター。ロードバイク(スポーツ自転車)で初めての道を走ることが大好き。生まれ故郷の北九州市在住。

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