若者が使う「ちかっぱ」って、どういう意味?バリとの違いは?

福岡の街を歩いていると、若者が「ちかっぱ、ヤバイ」とか、「ちかっぱ、頑張った」など、頭に「ちかっぱ」を付けて話しているのをよく耳にします。

この「ちかっぱ」は、もちろん福岡の方言ですが、響きのインパクトが強く、一度聞くと忘れられない他県の人も多いようです。

主に若者が使うことが多いのですが、飲み屋の名前やローカル番組の名前などにも使われていたりして、福岡では馴染み深く、語源は、力いっぱいが訛ったものだと言われています。現在では、そこから意味が変化し、「とても」とか「すごく」の意味で使われるとこが多いようです。

福岡には、「とても」を表す方言は他にもあります。

特に有名なのは、「バリ」で、ラーメンの麺の硬さを表す「バリカタ」でもお馴染みです。また、年配の方は、「えらい」をよく使います。ところが、同じ「とても」の意味でも、「ちかっぱ」は、「バリ」や「えらい」を更に強調した、いわば最上級。

とはいえ、バリより硬いラーメンの麺を、「チカッパカタ」とは言いませんので、ご注意を。

同じ意味なのに、年代によって言い方が異なる方言というのも、なかなか珍しいのではないかと思います。響きのインパクトと何かと大袈裟に言いたがる若者にとっては、「ちかっぱ」は、使いやすいのかもしれません。世代が変わっても、若者の間では変わらずに使い続けられています。

「もともとは、北九州の『ちかっぱい』だった」、「博多弁オリジナルだ」など、そのルーツは、はっきりしませんが、今後も福岡を代表するユニークな方言であることに変わりなさそうです。

※情報は2018.1.4時点のものです

ueryo

新聞記者・編集者を経て、現在は、全く別分野の専門職として独立。 福岡在住は、20年以上。かつては、「天神は庭」と豪語した時代もあったが、現在は、西中洲にひっそりと生息し、たまにネット寄稿する、ハーレー大好き、いい年したライター。

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