意外に難しい博多弁 北九州ではバイ、タイは使わない


昔はカッコ悪いと思われていた地方の方言ですが、標準語圏からは、意外と人気があるようで、博多弁もその中の一つと言えます。とりあえず、語尾に「~バイ」、「~タイ」を付けていれば、それっぽく博多弁にはなりますが、実際は、それほど単純ではないこの「~バイ」、「~タイ」の使い方。

どちらも、標準語での意味は、断定する「~です」「~だ」となりますが、「行ったっタイ!」とは言っても、「行ったっバイ!」とは言いません。博多っ子は、語呂が悪く感じます。また、「よかタイ」も「よかバイ」も使いますが、微妙にニュアンスが違う気がします。

説明は難しいのですが、よかバイの方が自己よりの発言という印象・・・。シンプル故に、複雑。2つの違いを深追いすると、泥沼にはまってしまいますので、この辺で止めておきますが、にわかに使うと、ニセ博多弁だとすぐバレてしまいます。


ところで、福岡県には、福岡市と北九州市の2大都市がありますが、同じ福岡でも、北九州では、このバイ、タイは使いません。その代わりとして、「~ちゃ」を使うことが、圧倒的に多いです。

お隣の市にもかかわらず、この違いが生じているのは、九州が筑前、筑後、豊前、豊後などに別れていた中世の名残だそう。福岡市は筑前地方、北九州市は、豊前地方だったため、その当時の方言がそのまま今も残っているようです。


何れにせよ、博多の街の飲み屋に行けば、博多弁講座を開講してくれる人懐っこい人が必ずいるはず。

「博多弁使いたいんだけど・・・」と話しかければ、博多弁使いの達人が、喜んで無料講座を開いてくれますよ。

※情報は2018.1.18時点のものです

ueryo

新聞記者・編集者を経て、現在は、全く別分野の専門職として独立。 福岡在住は、20年以上。かつては、「天神は庭」と豪語した時代もあったが、現在は、西中洲にひっそりと生息し、たまにネット寄稿する、ハーレー大好き、いい年したライター。

関連タグ

この記事もおすすめ