明太子への愛は深くても、そんなに食べない博多っ子。

博多名物といえば、明太子。

和食に使われるだけでなく、明太オムレツや明太チヂミといった洋食や韓国料理にも融合し、イタリアン、フレンチにまで溶け込んでしまうという万能ぶり。おそらく、タイやベトナム料理なんかにも、普通に溶け込んでしまいそうです。もちろん、ご飯の上にのせるだけでも美味しいですね。

ところで、この明太子、なぜか博多っ子は、冷蔵庫に常備しているイメージを持たれていますが、当然ながら、そんなことはなく、九州親父が「明太子が切れているぞ!」と食卓をひっくり返して、怒鳴ったりすることもなければ、ラーメンに乗せることも、おそらく、それほどありません。

確かに、福岡では、明太子の形が崩れたものなどを安く売っていたりはしますが、明太子は、やはり贈答用の高級品。庶民にはなかなか手が出せないのです。

以前、福岡出身のタモリさんが「福岡ではそれほど明太子を食べない」と話したとおり、名物といえども、常に食卓に並ぶわけではないのです。

実は、明太子をそれほど食べない福岡人ですが、一方で、明太子に対する愛情は、至る所に溢れています。明太せんべいや明太マヨネーズなどはもとより、めんたいチョコやめんたいパフェといった変わりものまでみかけるのは、福岡ならでは。明太子作りのワークショップや、明太子工場の社会科見学があるのも特徴的だと思います。

これからも、それほど食べない(金銭的に食べられない?)かもしれない明太子ですが、福岡人の明太子に対する愛情は変わらず、贈答品として重要な地位を受け継いでいくと思います。

 

※情報は2018.1.11時点のものです

ueryo

新聞記者・編集者を経て、現在は、全く別分野の専門職として独立。 福岡在住は、20年以上。かつては、「天神は庭」と豪語した時代もあったが、現在は、西中洲にひっそりと生息し、たまにネット寄稿する、ハーレー大好き、いい年したライター。

関連タグ

この記事もおすすめ