太宰府天満宮の名物「梅が枝餅」は梅味ではない!

■太宰府と言えばもちろん「梅が枝餅」ですよね!

福岡の皆さん、初詣はどこに行きましたか?

筥崎宮や宮地嶽神社など、福岡周辺にもいくつか有名な初詣スポットがありますよね。しかし、九州の中ではもちろんのこと、全国的に見てもトップクラスの参拝客数を誇るのが太宰府天満宮であることは疑いようの無い事実です。

今年も多くの参拝客が太宰府天満宮にお参りし、ニュースにもなっていましたね。

そして太宰府天満宮への参拝と言えば、「梅が枝餅」がセットです。梅が枝餅を食わずして太宰府天満宮を語るべからずと昔の偉い人も言ったそうです。

参道の両脇に並ぶ多くの出店で売られている梅が枝餅を参拝帰りに1つ2つ買って、食べながら参道めぐりをするのが定番となっています。

■「梅が枝餅」は梅の味がしない!?

とはいえ、「梅が枝餅」というネーミングから、梅の味がするお餅だと思っている人もいるようです。特に県外からの観光客や海外からの訪日観光客も多い太宰府天満宮。

福岡在住者にとっては周知の事実ですが、知らない人にとっては「梅が枝餅」という名前から「梅の餡が中に入っている」と思い込んで食べ、「ん?」という表情をする人もいます。

中でも、太宰府天満宮が梅の名所という予備知識がある人の場合、「上質な梅味」を期待して食べる傾向にあるようです。

残念でした。梅が枝餅は梅の味がする食べ物ではありません。小豆餡を中に入れて両面を焼き上げ、梅の刻印を入れた焼き餅の一種です。

■なぜ「梅が枝餅」という名前になったのか?

この「梅が枝餅」という名前、調べてみると、なんと西暦901年菅原道真公が太宰府へ左遷された時代にまでさかのぼります。左遷された道真公が軟禁状態にある時、近くの老婆が餅を梅の枝の先に刺して格子の隙間から道真公に差し入れたという伝説が由来となっています。

参道の出店でテイクアウトすると、1つずつラップにくるまれて渡されるのも特徴のひとつ。表面のパリパリ感はそのまま、よりしっとり感が増し美味しくなります。

観光客だけでなく地元民も必ず買って食べる梅が枝餅は、参道にはたくさんお店があり、それぞれに細かな違いがあるそうです。自分好みの味のお店を探してみるのも楽しみのひとつですね。

※情報は2018.3.13時点のものです

H.Katsura

福岡出身。就職で東京へ行き、20年の都会生活を経て昨年Uターンしてきたフリーライター。 地元を離れて初めてわかる福岡の面白さをあらためて実感中。

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