日本酒と読書三昧 最近読んで面白かったおススメ書籍

こんにちは!めがねです。
ニートなんですが、12月頃から年末にかけて結構忙しかったので、1月入ってやっとゆっくり時間をとる事ができました。
日本酒ちびちび飲みながら、読みかけでやめてた本を読む毎日。至福…。
今日は、最近読んで面白かった本と、所蔵本の中からご紹介したい本を撮ってきました。

最近読んだ中で、一番面白かったのがコレ。
『すごい実験』多田将(イースト・プレス/1,600円)
多田さんすごい人なんだけど…twitterが冬コミの話で盛り上がってますね。説得力が…。

※多田さんのtwitterはコチラ

高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所助教をされている方です。
ただの金髪ロン毛の変な人じゃなくて。

この軽~いノリで、高校生に素粒子物理の最前線を講義した時の授業をまとめたものです。
例えば「ニュートリノ」とか、「スーパーカミオカンデ」トカナンノコトダカワカリマセンヨネ。
そういう物理学の良く分かんない事を、ものすごく噛み砕いて教えてくれている本です。
私もやっと外殻だけ理解しました。だってブーン!とかバーン!とか、ほとんど感覚とか雰囲気で教えてくれるんで。
なんで小柴さんがノーベル賞とったのかとか、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』に出てくるスイスのCERN(セルン)研究所がそもそも何やってるところなのかとかも分かって面白い。

難易度が高すぎると最近話題になっているスーパーカミオカンデのパズル。
東大の宇宙線研究所が「もっと宇宙の事に興味を持ってほしいから」って作ったらしいですが、パズルが完成してもスーパーカミオカンデが何かは分からないままだと思うので、興味がある方は是非読んでみてください。

『蒼い虚空』ジェフリー・ディーヴァー(文春文庫/829円)
ハッカーVSクラッカーの頭脳合戦を描いた作品なんですが、プログラマーを漠然とカッコいいと思うきっかけになった本です。
この本が発行されたのが2002年。今から16年前です。
当時20代。家庭用PCが一般的に普及し始めたくらいの時代で、具体的にPCに何ができるのか良く分かっていませんでしたが、私たちの社会がどれだけ電気に頼っているか、どれだけ緻密にプログラムされたシステムに守られているかが分かってゾッとしました。
2002年でもそうだから、今は…。なので、エドワード・スノーデンが言ってる事は事実だと思いますね~怖いよ~。

エドワード・スノーデン事件をご存知ない方は、手っ取り早く映画『スノーデン』をご覧ください。
見終わったら、即PCのカメラをガムテープで覆い隠したくなります。

ちなみに、先ほど『すごい実験』で書いたスイスのセルン研究所は、そもそもウェブを開発したところでもあります。
多田さんも書いてましたが、“何の役に立つかは作ってみないと分からない”ものだなーと思います。

『世界でもっとも強力な9のアルゴリズム』ジョン・マコーミック(日経BP社/2,000円)
「プログラムができない人でも良く分かる」って上から目線なのが気になるけど、実際私がこの本に載ってるアルゴリズムすげーって思えてるという事は成功してるんだと思います。
PCって「0」と「1」の組合せでできているので、人間の要求に応えさせようとする時に「仕組み」を教えてあげないといけないんですね。
アルゴリズムはその「仕組みの設計図」みたいな感じです。
よく分からなくても面白い。『蒼い虚空』の魅力が分かったような気分になれます。

『素晴らしき数学世界』アレックス・ベロス(早川書房/2,800円)
海洋堂の記事で憧れているものをバラしてしまったので、興味ない人いると思うけどこの本もご紹介します。
帯に「数学のスゴさを伝導する人々は自分もスゴい。」ってありますが、天才って周囲の人間から見ると“変な人”の事が多い。
でも、彼らが頭の中でどういう風に物事を捉えているのか覗けたら、絶対面白いし、「あぁ、なんだ…そういう事考えてるんだ」って身近に感じられるんじゃないかと思っていました。で、この本はその“痒いところに手が届く”本です。

数学者の話は映画になる事が多いですが、いろんな要素(恋愛とか戦争とか)を盛り込もうとしすぎて、知りたい方向からどんどんずれていくものが多いんですよね…最近見たのは(って結構前だけど)アラン・チューリングの『イミテーション・ゲーム』。
あの映画って、彼の恋愛についてフォーカスしすぎなんじゃないかと思ったんですが、どうですか?

あ、そうだ!上野の『国立科学博物館』に行った時の写真載せよう(何を隠そう、年間パスもってるんで。ひかないで~)

日本初のリレー計算機『ETL-MARKⅡ』です。すごい、デカい。
ちょっと話が『蒼い虚空』まで戻りますが、ジェフリー・ディーヴァーのファンなので、他の本もご紹介します。
彼の作品はたびたび映画になってますが、有名なところでは、あの迷作『ボーン・コレクター』の原作者です。めちゃくちゃ設定変えやがって…許さん。
脊髄を損傷して四肢が麻痺している車椅子の科学捜査官リンカーン・ライムが知能犯との闘いに挑むシリーズです。
私がリンカーン役を選ぶとしたら…チェ・ミンシクとか、ベニチオ・デル・トロとか、若い頃のトミー・リー・ジョーンズとか。いつも不機嫌そうなんだけど、女心をくすぐる感じの人がいいですね。聞かれてないけど。
リンカーンとその周囲の人々も個性的で魅力的なんですが、何と言っても犯人に毎回特徴があって飽きさせない。

『魔術師』ジェフリー・ディーヴァー(文春文庫/上巻864円、下巻802円)
シリーズの中でもイリュージョニストは、犯人にも、すごく惹かれたので撮ってみました。
このシリーズはスピンオフもなかなか面白いので、まずはリンカーンシリーズを読んでいただいて、周囲の人々をフォーカスしたスピンオフに手をつけるのがおススメです。
リンカーン・ライムが作中で良く“ロカールの原則”の話をするので、これもご紹介します。

『科学捜査ケースファイル~難事件はいかにして解決されたか~』ヴァル・マクダーミド(株式会社化学同人/3,200円)
世界初の科学捜査研究所を設立したエドモン・ロカールが提唱した「あらゆる接触には痕跡が残る」。
つまり、どんな犯罪でも現場に残された微細な証拠物件を調べれば、絶対に犯人に関係する「何か」が見つかるはずって事です。
この本では、最先端の科学捜査がどのように行われているか、実際の事件を検証しながら解説しています。

ロカールはコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズのファンだったそうで、中でも『緋色の研究』が好きだったって書いてあります。
見てください、この『シャーロック・ホームズ全集』(笑)大学時代に買わされました。
倫理学の授業の教材で、学内のシャーロキアンが集まって1つ1つ短編を検証するという授業。シュール…。
好学の士が集まるとか言えば聞こえがいいけど、つまりはただのオタク会でした。
シャーロック・ホームズは読んだし、好きだけどシャーロキアンじゃないし、私…。でも授業だから抜けられない。なんだったんだろう、あの授業。

とりとめなくご紹介しましたが、今後もちょくちょく本の紹介はしようと思ってます。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

※情報は2018.1.29時点のものです

ちびっこO&めがね

【ちびっこ0】出版→映画宣伝→イギリスでのボランティアステイを経て、現在福岡でフリーの編集・ライターをしている40代。イギリスにいた間に、生来の“おっとり”に磨きがかかったかもしれない…。宮崎出身の為、すぐ鶏料理を探してしまいます。趣味はyoutubeで延々k-popを見る事。得意分野は「映画」「韓国ドラマ」「Kpop」。

【めがね】出版→映画宣伝→IT系→webデザイナーを経て、現在ニートの40代。会社勤めから解放され、有り余る時間を生かして、あらゆる事に首をつっこんでいる最中です。得意分野は「本」「演劇」「映画」「2012年までの宝塚」。

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