【あさひクリニック】かかりつけ医の利用で、的確な医療の享受と医療費の軽減に

福岡県久留米市にある【あさひクリニック】、三浦一秀院長にインタビュー

あさひクリニック 腹痛ひとつにいろんな原因が。その見極め、どうしていますか

あさひクリニック 三浦一秀院長

あさひクリニック 三浦一秀院長

もしあなたが「物が目に入って目が痛い」と感じたらどうするでしょう。迷わず眼科にかけこむのではないでしょうか。この場合、症状と原因がはっきりしているので、受診先を眼科とした判断は正しいでしょう。

これが「目が見えにくい」ならどうでしょう。原因疾患として脳梗塞、下垂体腫瘍、または糖尿病などが考えられます。原因は多岐にわたり、行くべき病院も異なります。患者自身がそれを見極めることは難しいのではないでしょうか?

昔は体に不調があれば、まずはなんでも診てくれる町医者がいましたが、1962年に日本麻酔学会(当時)が「日本麻酔指導医制度」を作ったことをきっかけに、医療はどんどん専門化が進み「いつでもなんでも診てくれるお医者さん」が減ってきました。そして、各学会が専門医制度を独自にすすめることで基準の統一性や専門医の質にバラつきが出てきたことも問題になりました。

医療が専門化することで患者側は病院選び、医師選びが難しくなるなか、もっと患者の症状に適した専門医を無駄なくすばやく受診できるよう、日本政府や日本医師会がその仕組み作りを進めているのが「かかりつけ医」制度です。

かかりつけ医制度は患者や病院にも大きなメリット

日本医師会が定義している『かかりつけ医』とは「何でも相談できるうえ、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師」とあります。

地元密着のかかりつけ医は、自分の患者がどのような既往症があり、どのような家庭環境で、どのような生活をしているかがすでにわかっています。すると、問診時間のロスがなくなり急を要する場合にも非常に大きなメリットです。さらにこのかかりつけ医の的確な判断により「この患者はこの病院に」と振り分けることで、病院内外でのたらい回しなども防ぐことができます。

それは患者だけではなく、高齢化社会が進むことで 兆円を超える医療費の増大に苦しむ日本の国家予算を抑える一因にもなるのです。イギリスはこのかかりつけ医(ホームドクター制度)を取り入れており、かかりつけ医を利用すれば医療費は無料ですが、紹介状なしに病院にかかると全額自己負担というシステムです。日本も今は、急を要する症状ではない時に紹介状なしに大病院に行くと、定額負担金が必要になっています。

患者と病院、それぞれが的確にマッチングできる医療を目指し、日本政府は2025年までに患者の6割がかかりつけ医をもつように制度を進めたいと考えています。

かかりつけ医は医療の案内人。患者としての心得も

私が目指すかかりつけ医は「体を含めた生活全体を診る」ことが基本です。これは多くの専門科を経験することで、医師自身が研鑽を積んでいくしかありません。日本国内における医師の数は減ってはいませんが、実は医師の高齢化と専門医が分かれたことで、メジャーと呼ばれる内科や外科などを選択する医師は減りつつあります。ここにも医療の専門化が進んだことで、総合的に診る医者が減った弊害が現れています。

かかりつけ医がホームドクターである場合は、急な病気になりやすい「子ども」も診ることができることも重要だと思います。かかりつけ医は、医師と患者が一対一ですが、ホームドクターは「家庭」の全員の健康を預かる形になります。中学校を過ぎれば、中年期になるまではあまり重い病気になることは少ないですが、その期間は、美容や生活習慣病、ダイエット、サプリメントなど逆に正しい医学的知識と情報が大事になってきます。老年期では、病院に行くことも困難な状態になれば、往診や在宅診療にも対応してくれることもかかりつけ医としては重要です。

もちろん、患者としての心得もあります。まず「いま飲んでいる薬を持ってくる」こと。お薬手帳で大丈夫です。薬は今どんな状態なのかがわかる材料です。

病状を時系列に沿って、まとめてくること。そして「医師に正直に伝える」ことも。付き添いがいる場合、その目を気にして本当のことを言わない人もいます。治療に嘘は禁物です。

患者の生活状況に沿って、対処できる「医療のコンシェルジュ」、それが私の思うかかりつけ医の姿です。

■POINT■かかりつけ医の利用で、的確な 医療の享受と医療費の軽減に

自分の病歴と生活の価値観を知った医師と気軽に相談することで、より早く的確な医療を受けられるだけでなく、自身の生活の質を向上させる環境となります。お住まいの市町村の医師会のHPなどで、かかりつけ医について検索してみましょう。

あさひクリニック

三浦 一秀 院長〔福岡県医師会認定総合医〕〔福岡県久留米警察署監察医〕

福岡県出身。久留米大学医学部卒業。久留米大学医学部小児外科、第一外科、麻酔科などで総合医療の研鑽を重ねるだけでなく、離島の診療所勤務や佐賀県鳥栖警察署の監察医なども経験。2017年あさひクリニック開院。「健康生きがい学会」理事。

電話:0942-65-3027

住所:福岡県久留米市上津町105-9

休診日:日曜・祝日

診療時間:月〜金 9:00〜12:00、14:00〜19:00

※土曜は13:00まで

※土曜 14:00〜19:00の時間帯と日曜・祝日の診療は電話予約のみ。

※情報は2018.2.1時点のものです

あさひクリニック

住所福岡県久留米市上津町105-9
TEL0942-65-3027
URLhttp://www.asahi-clinic.co.jp

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