佐賀藩のお姫様に会いに行こう 「鹿鳴館の華・栄子様のドレス」

前回の記事「貢姫(みつひめ)」前編の最初でご紹介しました、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年放送)で主演の井上真央さんが着たドレス――これを着て、明治時代の西洋風の公式の社交場、鹿鳴館(ろくめいかん)でダンスを踊るのですが――佐賀市の徴古館(ちょうこかん)所蔵の11代鍋島直大(なおひろ)公の妻・栄子(ながこ)様が実際に着用されたドレスをもとに、NHKがドレスを作成したとご紹介したところ、

「そんなこと知らなかった」「鍋島家のお嫁さんに〝鹿鳴館の華〟と呼ばれてた方がいらしたとは……」という声がありました。

話題のドレスの写真をお借りしましたので、どうぞご覧ください。

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

細部まで凝った作りで、小袖の着物地をドレスに仕立ててあるんです。「白綸子(りんず・光沢のある絹織物)に、菊・桜・牡丹・唐団扇柄を刺繍と型しぼりで装飾した小袖地」と、文化遺産オンライン説明より。

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

公益財団法人 鍋島報效会所蔵

鍋島栄子様(1855~1941)。五人の子の母として、また外交官夫人の草分けとして活躍されました。公益財団法人 鍋島報效会所蔵

鍋島栄子様(1855~1941)。五人の子の母として、また外交官夫人の草分けとして活躍されました。公益財団法人 鍋島報效会所蔵

文様も着物に使われてきた伝統のモチーフをちりばめた和と洋のコラボレーション。いま同じものを作ろうとしても、この出来栄えには及ばないのではないでしょうか?

素材は「和」で、形は「洋」。すごくゴージャスでかっこいいですね。

(佐賀市シティプロモーション室 樋渡優子)

ドレスについてもっと知りたい方は、徴古館図録(『侯爵鍋島家と東京』)に載っています。

※情報は2018.2.1時点のものです

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