おススメの児童小説。子供にも、大人にも。

こんにちは!めがねです。
児童書を読むのが好きなんですが、ハードカバーだし、値段も結構高いので、もっぱら借りるのは図書館。
気に入った本だけ購入して所蔵しています。
今日はその中から、子供にも、大人にもおススメしたい本を選びました。

『モモ』ミヒャエル・エンデ(岩波少年文庫/800円)

仕事を辞める時、大変お世話になった方からいただいた本です。
ご自身でも実践されているそうですが、忙しい毎日に追われている時に『モモ』を読むと、肩の力を抜くことができるそうです。“時間どろぼう”に、時間を盗まれていないか、立ち止まって考えるって事ですね。
もらった時は「…キザですね」とか言ってしまいましたが、何かにつけてパラパラ読み返しています。
大人になって読んだ方が、「気づき」の多い本です。

『ドリトル先生のサーカス』ヒュー・ロフティング(岩波少年文庫/800円)

「動物語」を話せるドリトル先生が、旅先で出会う動物を助けながら冒険するシリーズものです。
最初から動物と話せたわけではなく、後天的に勉強して話せるようになるところに夢があるなぁと思うんですが。夢は努力次第。
「大人になったら、ムツゴロウ王国で動物と暮らす!」とか、よく友達が言ってたなぁ…。
最近はいろんな方が翻訳されているようですが、個人的には、やはり井伏鱒二の訳に馴染みがあります。

児童小説に“挿絵”ってすごく大事な要素だと思いますが、中でもこのコンビが大好きで、たくさん持っています。

『ぼくのつくった魔法のくすり』ロアルド・ダール(評論社/1,000円)

クェンティン・ブレイクに興味がある方は、こちらのサイトをご覧ください。

ギャラリーの中に、おばあちゃんが孫に魔女の話をしている絵があるんですが、→「Grandmama telling stories about witches」
“ロアルド・ダールが作るお話のイメージ”が、私にはこれ。
孫の口がパカーッと開くくらい面白い話を、おばあちゃんがその場で考えて作り出す感じ。

『ぼくのつくった魔法のくすり』は、大嫌いなおばあちゃんを、特製の魔法薬でコテンパンにやっつける話です。
“歯磨きチューブ”、“入れ歯洗浄剤”、“ペンキ”とか…材料がとんでもないですが、こうして出来た魔法の薬で、おばあちゃんの背丈がビヨーンと伸びて、家をつきやぶり…。
悪役には容赦ない退場シーンが用意されているところが、いかにもダール「らしい」。
良かれと思ってやった事が割とおおごとになって戸惑っている時に、両親が大人げない対応するところにも注目。
そして、ラストシーンが秀逸。。。ロアルド・ダールにしか思いつかないと思います。
もちろん、子供が読めば、大爆笑間違いなし。

イラストが特徴的な本をもう1冊。三巻で完結です。

『ライオンボーイ』ジズー・コーダー(PHP研究所/1,900円)

イラストはあの、天野喜考です。ここで、「おお~!」となる人に、若者はいない…。
近未来の地球が舞台。ネコ語を話す少年のエキゾチックな冒険譚で、天野さんの美麗なイラストが非常にマッチしています。
これ、果たして映画化したんですかね…ドリームワークスで映画化権買ったって書いてあるけど、聞いたことない。
CG使いまくりの映画になると思うけど、面白そう。

ハウルでお馴染みの、ダイアナ・ウィン・ジョーンズでおススメしたいのがこの2冊です。

『うちの一階には鬼がいる!』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(東京創元社/2,000円)

『クリストファーの魔法の旅』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間書店/1,700円)

ダイアナ・ウィン・ジョーンズって、“魔法が手に負えなくなって大騒動が巻き起こる話”が多いんですが、毎回同じパターンでも飽きないのが不思議なところ。

『うちの一階には鬼がいる!』は、魔法の“化学実験セット”を買った為に起こる大騒動の話です。
空に浮いたり(コントロール効かない)、兄弟で中身が入れ替わったり…どの薬品に、どういう効能があるのか分からないところが面白い。
パイプだったり、お菓子だったり、物に命が宿るシーンは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの十八番(おはこ)で、他の作品にも良く出てきます。

『クリストファーの魔法の旅』は“大魔法使いクレストマンシー”シリーズの1作目と言っていいと思います。時系列的に。
たくさんのパラレルワールドを統べる大魔法使いを「クレストマンシー」と呼称しますが、9つの魂を持つ少年・クリストファーが新しい「クレストマンシー」になる話です。
シリーズと言っても、パラレルワールドごとに主人公は別にいて、そこに「クレストマンシー」が関わってくるという話なので、どこから読んでも楽しんでいただけます。

『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』ジョージア・ビング(早川書房/1,944円)

孤児院で暮らすモリーが図書館で催眠術の本を見つけます。
催眠術を会得したモリーは、周囲の人々に催眠術をかけて孤児院を脱出し、ついにはブロードウェイのスターにまで昇りつめますが、モリーの秘密を知るノックマン教授から脅されて…。
これこそ、映画にしたらいいのに!と思うような、ジェットコースター小説です。
主人公のモリーがたくましくて、魅力的。2作目で使える超能力もすごい。。もはや無敵。

『バーティミアス』ジョナサン・ストラウド(理論社/1,900円)

1~3巻で完結で、写真はなぜか2巻…間違えました。1巻目は赤い表紙です。
新米魔術師と口が悪いB級魔神が、2人で成長していく話。ラストが泣けます。
児童小説ながらマニアックなファンもいるみたいで、“バーティミアス”って検索するだけで、いろいろ引っかかってきます。
映画化の話もあったらしいですが、個人的には、映画より漫画の方があってるような気がしますね。
とても、漫画チックなお話です。

すみません、ちょっと量が多すぎました…ラストの1冊。

『魔法の声』コルネーリア・フンケ(WAVE出版/1,900円)

本の中の登場人物を、この世に呼び出す“魔法の声”を持つ少女の話です。
フンケは『竜の騎士』がいいかなと思ったんですが、本を探し出せなかったので…。
この『魔法の声』は3冊で完結だったと思います。
映画にもなったので、トレイラーを貼っておきますね。

たまたまですが、こうしてみるとイギリスとドイツの作家で占められてますね。
アメリカ、カナダ、スウェーデン、もちろん日本にも、いい作家はたくさんいますが、日本で翻訳される本に、イギリスとドイツの作家が多い。
英語とドイツ語の翻訳家が多いとか?よく分かりません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ユッシ・エーズラ・オールスンの新刊読んだばっかりなので、次回の読書のススメは“シリーズもの”にしようかなーと思っております。

※情報は2018.2.13時点のものです

ちびっこO&めがね

【ちびっこ0】出版→映画宣伝→イギリスでのボランティアステイを経て、現在福岡でフリーの編集・ライターをしている40代。イギリスにいた間に、生来の“おっとり”に磨きがかかったかもしれない…。宮崎出身の為、すぐ鶏料理を探してしまいます。趣味はyoutubeで延々k-popを見る事。得意分野は「映画」「韓国ドラマ」「Kpop」。

【めがね】出版→映画宣伝→IT系→webデザイナーを経て、現在ニートの40代。会社勤めから解放され、有り余る時間を生かして、あらゆる事に首をつっこんでいる最中です。得意分野は「本」「演劇」「映画」「2012年までの宝塚」。

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