【大賀薬局】「親しみやすい医療の窓口」を目指す。かかりつけ薬剤師制度が担うべきもの

かかりつけ薬剤師制度について【大賀薬局】、堀尾宗岳さんと大賀彩益子さんにインタビュー

24時間いつでも薬の相談可能。健康に関する頼れるパートナー

 医師が治療のプロであるなら、薬剤師は薬のプロです。患者様がどんな薬やサプリを飲み、どんな副作用が考えられるか、そしてどんな医療を現在受けているか総合的に判断し、薬の飲み方などを適切に指導することが薬剤師の仕事です。
 2016年から始まった「かかりつけ薬剤師制度」はまだまだ一般的には知られていませんが、その薬のプロに24時間相談することができる大変便利な制度です。
 一人の薬剤師が自分の服薬状況をすべて把握するので、薬の誤薬や重複の心配もなく、薬の効き方、副作用などの確認もできるため「マイ・ファーマシー(私の薬屋さん)」という呼び方も。また、薬局が開いていない深夜や休日にも相談できます。
 誰もがかかりつけ薬剤師になれるわけではなく「薬局勤務経験が3年以上」「その薬局に週32時間以上勤務かつ半年以上在籍している」など厳しい条件があります。さらに「医療に関する地域活動に参画している」「薬剤師研修認定等を取得している」などが加わることで、薬剤師として常に高いモチベーションを保ち、勉強し続ける向上心のある人材であることが認められ、初めて「かかりつけ薬剤師」になれます。弊社では現在60数名ほどの薬剤師が該当し、将来的には全員が条件を満たすよう目指しています。

※平成30年4月より12ヵ月に改定される予定

薬剤師 堀尾宗岳さん
福岡県出身。第一薬科大学薬学部卒。株式会社大賀薬局入社後、県内店舗勤務および筑紫地区地区長を経て調剤薬局事業本部店舗運営部部長。「出会って良かった」と思われる薬剤師を目指す。

薬剤師 堀尾宗岳さん
福岡県出身。第一薬科大学薬学部卒。株式会社大賀薬局入社後、県内店舗勤務および筑紫地区地区長を経て調剤薬局事業本部店舗運営部部長。「出会って良かった」と思われる薬剤師を目指す。

医師にはちょっと言いにくい 薬についての相談も気軽に

 「かかる病院が多くて薬の管理が難しくなってきた」と思われたら、ぜひかかりつけ薬剤師を見つけてください。かかりつけ薬剤師は(3割負担の場合)1回に約60~100円ほど指導料がかかるので人材選びは慎重に。行きやすい場所であることも大事ですが、ポイントは「質問に納得いくまで答えてくれる」「接客が気持ちいい」などコミュニケーションをしっかりとってくれる薬剤師が適任です。そして「かかりつけ薬剤師同意書」にサインしていただくだけで、これからその薬剤師は「マイ・ファーマシー」として患者様のくらしや病に寄り添っていきます。
 夜間、自宅で突然体調が…という時にもまずかかりつけ薬剤師に電話して相談でき、病を抱える人にとっては安心要素が一つ増えれば薬剤師としても大変嬉しく思います。
 診察を受けた後、調剤薬局でいろいろ聞かれるのが面倒だと言われる方もおられますが、それはすべて患者様の「健康と安全」を考えてのことです。薬剤師は薬を渡すだけの人ではありません。また、医師には言いにくいけれど「実はこの薬飲みにくくて…」「私は錠剤が苦手で飲めていません」など薬剤師には本当の気持ちを打ち明けてくださる場面もあります。その場合は医師と相談し、患者様に最適な薬をご用意するなど対応可能な場合もあります。ぜひ薬剤師に気軽に質問・疑問をぶつけて欲しいですね。

薬剤師 大賀彩益子さん
福岡県出身。星薬科大学薬学部卒。 製薬メーカー勤務を経て、 株式会社大賀薬局入社後、吉塚駅東口店管理薬剤師などを経て、現在経営企画室室長。「迷ったら新しい道へ進む」を胸に日々研鑽を重ねる。

薬剤師 大賀彩益子さん
福岡県出身。星薬科大学薬学部卒。 製薬メーカー勤務を経て、 株式会社大賀薬局入社後、吉塚駅東口店管理薬剤師などを経て、現在経営企画室室長。「迷ったら新しい道へ進む」を胸に日々研鑽を重ねる。

病院の前に薬局へ。高齢化社会で変わりゆく医療現場

 かかりつけ薬剤師制度ができたのは、今後ますます増えていく医療費を適正に削減していくことも目的の一つです。日本では医者にかかるほどでもないことで病院にかかるのは当たり前ですが、医療保険のない国では病院にかかるには大変な時間とお金がかかります。そこで、病院に行く前にまず薬局で薬剤師に相談し、病と向き合おうという取り組みに欠かせないのがかかりつけ薬剤師の存在なのです。
 病気が疑われる時、大抵の場合「病院→調剤薬局」という流れが頭にあると思いますが、これからは「まず薬局→それでも治らなかったら病院」という流れになっていくと思います。一 部の市販薬を購入した場合に所得税控除を受けられるようにした「セルフメディケーション税制」もその対策の 一 つでもあります。
 弊社は創業116年目を迎え、福岡市を中心に九州に89店舗を展開。調剤のみ、調剤とドラッグストアを併設したものなどその地域で求められるスタイルで、皆様に「地元の薬局といえば大賀薬局」と愛されてまいりました。
 薬局も病院と同じ「医療施設」であり、地域医療を担う機関です。未病から生活習慣病など「病気になる一歩手前」から看取りまで、弊社および弊社の薬剤師ともども皆様の健康と安全を第一に取り組んでいきたいと考えています。

【取材協力】株式会社大賀薬局

※情報は2018.3.2時点のものです

大賀薬局

URLhttp://www.ohga-ph.com/

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